お知らせトピックス

定例記者懇談会

第51回定例記者発表を開催しました

10月17日(木)、「第51回三重大学定例記者発表」を環境・情報科学館1階 展示ホールにて開催しました。定例記者発表は、本学の近況や教育・研究・診療など様々な活動を報道機関の方々に紹介するため、定期的に開催しています。

左:司会の松田 裕子 副学長、右:金子 聡 副学長
左:司会の松田 裕子 副学長、右:金子 聡 副学長

今回は、以下の事項について発表を行いました。 

♦三重大学における総合型選抜の導入について(発表資料
三重大学では、令和9年度の入学者選抜(令和8年度実施)より全学部において「総合型選抜」を新たに導入します。従来実施している学校推薦型選抜では、高等学校長の推薦を必要とし、主に調査書をもとに高等学校の学習成績を重視していましたが、総合型選抜では、高等学校長からの推薦が不要となり、本人記載の資料をもとに能力や意欲を多面的に評価します。また、選抜方法においても、これまで行われてきた書類選考や小論文試験、面接などのほかに、プレゼンやグループワーク等の多様な方法を導入していきたいと考えています。総合型選抜の新たな導入により、地域・社会・世界とのつながりを通して、「行動する力」と、新たな価値を創出するマインドを持つ意欲ある人材を確保することを目指しています。

伊藤正明学長からの発表

鶴原清志理事(教育担当)からの発表
伊藤 正明 学長、鶴原 清志 理事(教育担当)からの発表


♦一頭でいる,ひとなつっこい野生イルカについて(発表資料
野生のイルカが福井県沿岸に出現しここ3年間で多くの海水浴客にケガを負わせています。2020年にも野生のイルカが尾鷲市の海水浴場にしばらく定着し、海水浴場の閉鎖を余儀なくされました。世界的にもこうした事例は多く報告されており 今後も日本中どこでも起こりうる可能性があります。これはイルカがイルカ同士のコミュニケーションをヒトに対して行っていると考えられ、海外での研究では餌をあげたり、継続的にイルカに触れることによりイルカ・ ヒト双方のケガや死亡事故につながることが多いとされています。そのため、「野生イルカを触ろうとしない・エサをあげない」を徹底して、最初期の人間とのやりとりをなくすことで、こうした事例を減らすことが出来ます。福井のイルカに関しては、来年の出現もあると考え、基本的な対処(イルカが出現したら、すぐに海水浴客を陸にあげる)の他、イルカの出現を早期発見できるようなシステムの研究に取り組んでいきたいと考えています。

森阪匡通教授(生物資源学研究科)からの発表
森阪 匡通 教授(生物資源学研究科)からの発表


♦MIEXPO2024の開催について(発表資料
三重大学では10月20日(日)に、「三重大学OB/OGセミナー」、「みえの未来図共創DAY」、「ミニオープンキャンパス」を同日に実施する、三重大万博『MIEXPO2024』を開催します。企業の方、高校生、在学生、教職員が一堂に会して大学の取組を知ることができるイベントとなっています。
また、三重大学では令和7年度に、三重大学と関連する企業・団体を対象とする「みらい共創パートナーズ」の新設を予定しています。これは、三重大学と企業・団体との間で、従来の産学連携を超えた、より広範で多様なネットワークの構築を目的とするもので、会員企業と本学教員・学生との交流機会を提供するなど、学生と企業・団体の相互理解の推進を目指します。MIEXPO2024では、「みらい共創パートナーズ」の概要の紹介についても予定しています。

酒井俊典理事(社会連携担当)からの発表
酒井 俊典 理事(社会連携担当)からの発表