お知らせトピックス

定例記者懇談会

第41回三重大学定例記者懇談会を開催しました

5月26日(木)、「第41回三重大学定例記者懇談会」を地域イノベーションホールにて開催しました。定例記者懇談会は、本学の近況や教育・研究・診療など様々な活動を報道機関の方々に紹介するため、定期的に開催しています。

第41回定例記者懇談会 会場

今回は、以下の事項について発表を行いました。

♦産学官の組織的な社会連携を加速する「みえの未来図共創機構」の整備 -社会課題の解決を通じた地域創生の実践と教育研究力の強化に向けて-
地域共創機能の中核組織として「みえの未来図共創機構」を整備し、地域社会のニーズを把握し、分野横断型、産官学連携型のプロジェクトチーム組み上げなど、社会課題の解決を組織対組織で取組を進めていきます。今後、地域と連携しながら様々なプロジェクトを展開していく予定です。
緒方 正人 機構長(理事(研究・社会連携担当))から発表

緒方機構長


♦三重大学に「リカレント教育センター」が誕生 みなさまのご希望に沿えるようオーダーメイド型のリカレント教育を展開
三重大学では、地域社会の発展や活性化に向けて課題解決等に取り組んできました。更なる発展に向け、人材育成においては、社会のニーズに合ったリカレント教育を構築・提供するため、「三重大学リカレント教育センター」を新設しました。本センターは、企業や自治体のニーズに合ったオーダーメイド型リカレント教育プログラムを構築して、三重地域圏の企業・自治体に提供いたします。また、地域イノベーション学研究科で独自に開発されたPM(プロジェクト・マネジメント)教育を横展開し、理系・文系にかかわらず社会人に対する大学院基礎教育としてのPM教育を全研究科の社会人大学院生に提供します。
尾西 康充 センター長(理事(企画・経営担当))から発表

尾西センター長

♦ 新部局長の紹介
 令和4年4月から着任された新部局長を紹介しました。紹介された、新部局長については以下のとおりです。
・池田 智明 副理事・医学部附属病院長
・堀 浩樹 医学系研究科長
・松村 直人 生物資源学研究科長

池田病院長 堀研究科長

松村研究科長


♦ 三重大学医学部附属病院の今後の取組について
 医学部附属病院の今後の取組と展望について、堀 浩樹 医学系研究科長、池田 智明 副理事・医学部附属病院長から紹介があり、賀来 隆治 教授からは麻酔部門についての体制強化についての説明がありました。

医学部附属病院の今後について発表する様子


♦「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業 DX をけん引する高度専門人材育成事業」の 採択について~サステナブルな農山漁村地域を実現する地域密着型 DX 人材育成~
この事業は「デジタルと専門分野の教育を掛け合わせた実験・実習カリキュラムを実施するにあたり、その取組の基盤となる教育設備等の支援を行うことで、デジタル化が進む産業分野をけん引する高度専門人材を育成する」ことが目的です。本学は「サステナブルな農山漁村地域を実現する地域密着型DX人材育成」を取組として申請し,令和4年3月11日に採択されました。農業工学・防災工学分野のDX人材育成拠点「FITS.Lab.」を整備し,実践的にデジタルマインドとスキルを育成できる環境を構築していくことを目指します。
鶴原 清志 理事(教育担当)
岡島 賢治 教授(生物資源学研究科)
三田 紀行 教授(工学研究科)から発表

 鶴原理事 岡島教授

三田教授


♦ ICT 等を有効活用した幼児教育の質向上に資するための研究
2021年度、当園は、文部科学省の委託を受け、「ICT等を有効活用した幼児教育の質向上に資するための研究」を行いました。そこで、全国の国立大学附属幼稚園の協力を得て、日常の保育現場の幼児の姿に迫る49の実践を動画として収集し、それを基にした「幼児理解」「環境の構成」「教師の援助」「研修・保育記録」をテーマとした教員研修のためのコンテンツを制作した。ICTを活用することによって、現場に赴かなくても幼児の姿に迫り、教員の資質向上のための研修を行うことが可能となります。教育現場が多忙化する中、限られた時間での質の高い教員研修の実現が期待できます。
田中 伸明 教授(教育学部・教育学部附属幼稚園長)
辻 彰士 教諭(教育学部附属幼稚園)から発表 

田中教授(附属幼稚園長) 辻教諭


♦ 三重県総合博物館第31回企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」の開催 -三重大学大学院生物資源学研究科と工学研究科が展示や講演会などで特別協力-
令和4年7月2日(土)から9月11日(日)まで、三重県総合博物館(MieMu)において、第 31回企画展「集まれ!三重のクジラとイルカたち」が開催されます。三重大学大学院生物資源学 研究科はこの企画展に鯨類の収集資料の貸し出しと研究成果の情報提供および3回の講演会の講師などに、また同大学院工学研究科は鯨船に関する展示資料の製作に博学連携事業として協力します。
三重の海には20種以上のさまざまなクジラやイルカが生息し、また回遊してきます。生きものとしてのクジラやイルカはもちろんのこと、古くからの 漁や祭りなど、三重のクジラとイルカについて、まるごと学べる企画展です。三重大学大学院生物資 源学研究科が収集したスナメリをはじめとするコマッコウやユメゴンドウなど24種のクジラやイルカの骨格や伊勢湾のスナメリや熊野灘の鯨類などの生態動画や写真を研究成果とともに展示します。 期間中は講演会やワークショップなどの関連イベントも開催します。
吉岡 基 教授(生物資源学研究科)から発表
田村 香里氏(三重県総合博物館)が陪席

吉岡教授 田村氏



本学の様々な教育や研究の取り組みについては、幅広く皆さまにお届けしていく予定です。
ホームページや広報誌を通じて発信していきますので今後も三重大学の活動に是非ご注目ください。

定例記者懇談会に関する情報はこちら:https://www.mie-u.ac.jp/report/index.html