伊賀おとな塾 第四回を開催しました
1月15日(木)、伊賀連携フィールド事業・リカレント教育プログラム「伊賀おとな塾」『分析の世界』~基本・基礎を振り返り応用を身に付ける~ 第四回講義が開催されました。
第四回は、三重大学 大学院工学研究科応用科学専攻 勝又 英之 准教授を講師に迎え、「GC/MSの基本原理」と題した講座を開催しました。
化学分析の代表的手法であるGC/MS(ガスクロマトグラフィー質量分析)をテーマに講義が行われました。今回は、普段は見る機会の少ない分析装置の仕組みを、図解を交えながら分かりやすく解説しました。
講義ではまず、GC/MSが「揮発性の化合物を分離し、質量によって成分を特定する技術」であることを紹介しました。ガスクロマトグラフィー(GC)では、試料がカラム内部を移動する過程で成分が分離し、それぞれの成分に特徴的な"保持時間"が現れます。続く質量分析(MS)では、成分をイオン化し、その質量によって識別する仕組みが解説されました。
特に、今回は広く利用されている電子イオン化法(EI法)を中心に、分子がどのようにイオン化され、どのようにフラグメント(断片)が発生するのかを取り上げました。また四重極質量分析計の構造や、通常のスキャンモードと高感度測定を行うSIMモードなど、実際の分析で必須となる運用の違いも紹介されました。

今回の講座を通じて、参加者はGC/MSの基本構造や分析の流れを理解し、実際の分析現場での応用イメージを深めることができました。
「伊賀おとな塾」は今後も全5回シリーズとして開催予定です。次回以降も、地域の皆さまに向けて、実践的で楽しく学べる内容をお届けしてまいります。
三重大学リカレント教育センターHP
https://recurrent.mie-u.ac.jp/info/2026/01/19/infomation_5044-2-2-2/



