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【プレスリリース・研究成果】2010 年以降の猛暑頻発・冷夏不発生は、気候のレジームシフトが一因 ー温暖化に伴うレジームシフトが高気圧と偏西風蛇行を強めたー

過去 65 年間にわたる観測値の統計解析から、2010 年以降の南北に傾斜した構造を持つ高気圧(南北傾斜高気圧)の発生および、偏西風蛇行が、北日本の猛暑頻発・冷夏不発生の一因であることを解明しました。偏西風の蛇行、南北傾斜高気圧の発生は、地球温暖化に伴うユーラシア大陸北東部の高温化や、本研究によって初めて発見された北半球規模での気候のレジームシフトと関係があります。このレジームシフトによって、北日本では毎年のように猛暑が引き起こされており、今後災害級の冷夏は発生しない可能性が高いです。この研究は、日本をはじめ、北半球の各地域における異常気象のさらなる解明と予測において新たな鍵となるとともに、地球温暖化の予測、緩和、適応などにも役立つことが期待できます。


詳しくは、三重大学Rナビ プレスリリースをご覧ください。
https://www.mie-u.ac.jp/R-navi/release/cat775/post-73.html

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