「金融教育・みえグリーンボンドセミナー」が開催されました
4月19日(水)、三翠ホール 小ホールにおいて、「金融教育・みえグリーンボンドセミナー」(岡三証券株式会社主催、三重大学・三重県共催)が開催されました。
近年、SDGsの目標達成に向けて、金融を通じて環境問題や社会問題の解決に貢献するサステナブルファイナンスの重要性が強く認識され、市場規模も急速に拡大してきています。
このセミナーには、人文学部の学生26名、生物資源学部の学生2名が参加し、三重県が発行した「みえグリーンボンド」をはじめとする、金融活動を通じたSDGsの取組などを学びました。
グリーンボンドとは、企業や地方公共団体等が、環境改善効果のある事業や環境保全のための事業等(いわゆるグリーンプロジェクト)に要する資金を調達するために発行する債券のことを指します。
はじめに、「金融の役割とSDGs」、「みえグリーンボンドの発行意義」、「事例から学ぶ金融×SDGs」をテーマに講演が行われました。
「金融の役割とSDGs」
東海財務局津財務事務所理財課長 鈴木啓一氏
「みえグリーンボンドの発行意義」
三重県総務部財政課長 石黒将之氏
「事例から学ぶ金融×SDGs」
岡三証券株式会社 資本市場部
サステナブルファイナンスグループ 山根未來氏
続いて、学生3~4名のグループに1人の登壇者団体のメンバーが加わり、グループ討議や意見交換が行われました。学生は自分の意見をふせんに書き、それぞれの意見を1つのシートにまとめてグループで話し合いをした後、代表者による発表が行われました。
「グリーンボンドについて詳しく知ることができて良かった」、「今日学んだことを同世代に伝えていきたい」など、様々な感想がありました。また、CO2削減のために電気自動車を進めていく上での電力発電の重要性、サークルでゴミ拾いをすることで環境に貢献できるなど、具体的な意見や自分たちが身近にできることについてたくさんの意見が出されました。学生からの質問に対して登壇者から丁寧な回答をいただき、活発な意見交換会となりました。