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『2022年度JST創発的研究支援事業』に採択されました

この度、三重大学大学院医学系研究科 安間太郎 助教の研究課題が国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「創発的研究支援事業」*1)に採択されました。

研究課題名:細菌叢由来ペプチドに着目した糖尿病における心腎連関メカニズムの解明
研究者名:安間 太郎
所属機関: 三重大学大学院医学系研究科

糖尿患者は増加し続けており、2021年に世界の糖尿病人口が5億3700万人に達したと発表されました。糖尿病は心血管疾患や腎不全など重篤な合併症を引き起こし、患者の生命予後や生活に深刻な影響を及ぼします。近年、これらの糖尿病による心腎合併症に細菌叢が関係することが報告されていますが、その詳しいメカニズムは分かっていません。本研究では、細菌由来のペプチドに着目し、糖尿病の心腎合併症の病態解明、さらに治療薬開発につなげることを目指します。

20230228_安間助教提供画像


*1)JST創発的研究支援事業
特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す「創発的研究」を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援する事業です。創発を促進するため、支援期間中は異分野を含む多様な研究者同士が相互に触発し、切磋琢磨する「創発の場」を設けることで、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指すものです。
 2022年度は2,790件の応募があり、書類選考及び面接選考の結果、263件が採択されました。
(引用)JST創発的研究支援事業 https://www.jst.go.jp/souhatsu/index.html