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記者会見

三重大学・津市子ども教育センター(仮称)開設計画の合意について、記者会見を行いました

11月21日(月)、津市庁舎において、三重大学教育学部と津市教育委員会は、三重大学・津市子ども教育センター(仮称)開設計画の合意について発表を行いました。

この開設計画の合意は、不登校児童生徒数や特別支援学級在籍の児童生徒数が年々増加傾向にある中、これまで以上に三重大学教育学部と津市教育委員会が連携・協同し、不登校に対する支援と通常学級に在籍しながらも特別な支援を要する児童・生徒の支援の充実を図るものです。具体的には、三重大学教育学部附属小学校第2特別教室を改修し、その1階を当センターとして使用します。不登校や特別支援教育といった今日的課題に対し三重大学の専門的な教育支援、子どもたち一人一人のニーズに応じた教育のかたちを還元すべく協働しながら、先進的な教育支援を行う取組を進めたい考えです。

本学教育学部の充実した施設や研究成果に基づく研修体制、連携した取組は、不登校や特別な支援を要する児童生徒に対する教育支援、教育相談、通級指導に携わる教職員のより一層の資質向上を図るとともに、充実した環境のもとで、対象児童生徒一人一人のニーズに応じた学びの保障、さらに、ICTを活用した居場所づくり、大学の専門性を生かした指導・研修体制の充実、本学学生による学習ボランティア等の支援により、子どもたちへの支援体制がこれまで以上に充実すると考えられます。

記者会見の様子

記者会見の様子

今後も、本学教育学部は、本取組や研修会等を通じて、教職員の専門性向上及び未来の教員の育成にも取り組み、教員養成において中心的な役割を果たし、教員養成の質の向上を先導する使命を担っていくべきであると考えます。
さらに附属学校も、従来の教育実習・研究実験校としての役割にとどまらず、地域の教育・研修拠点として、学び続ける教員を支え、教員研修にも貢献する学校としての役割や、校種を越えた研究開発校としての役割を果たし、これらの取組や成果の還元を通して人材育成に貢献していきます。