お知らせトピックス

その他

【三重大学の授業紹介 #22】生物資源学部における「海洋動物学実験」

5月9日(月)、生物資源学部校舎1階 顕微鏡実験室にて、生物資源学部海洋生物資源学科3年生の海洋生物資源学教育コース選択必修科目である「海洋動物学実験」(担当:木村妙子教授・金岩稔准教授)の授業が開講されました。

木村先生授業の様子

海洋動物学実験では底生生物学の講義と連動し、海洋動物の分類学的および生態学的な特徴について実際の海洋動物を通じて学びます。地域の砂浜や干潟に実際に出かけ、主体的に他の受講者と協力しながら動物や環境の調査を行い、動物の観察や計測、分類を行います。そして、得られたデータを統計的に解析し、科学的な論述や発表の方法を学びます。
これらの学修から科学的な手法で海洋生態系における生産や利用、その生産を支える環境の維持に貢献できる能力を身につけることを目指します。

今回の講義では、勢水丸の海洋生物資源調査実習で熊野灘深海から採集したオオグソクムシのスケッチと解剖を行いました。はじめに、木村教授から、オオグソクムシの分類や生態、どのように採集したのか、熊野灘沖の深海生物調査の様子など、オオグソクムシのグッズの紹介も交えて説明がありました。
その後、キミ子方式(描きはじめの一点を決め、その部分から隣、隣へと描き進めていく方式)でオオグソクムシのスケッチを行いました。
スケッチの後、解剖を行い、オスとメスの違いや各部位の位置・形などを確認しました。

スケッチの様子スケッチの様子

スケッチの様子

解剖の様子解剖の様子

解剖の様子


参加した学生は真剣な眼差しでスケッチと解剖に取り組み、オオグソクムシの形態の基本構造とその特徴を学ぶことができました。


【三重大Lectureナビ】
授業紹介記事一覧はこちらをご確認ください。