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学内行事

植物資料の標本化作業の2回目を行いました

三重大学地域共創基盤の強化事業に対する助成金「三重県総合博物館の標本資料を活用した生物多様性教育(代表:生物資源学部 松尾奈緒子 講師)」では、三重産の未完成の標本資料を標本化するとともに、作業を通じて参加者に生物多様性情報の元となる標本に直接触れていただくことを目指しています。

12月23日(木)~28日(火)に行った第1回目の作業(https://www.mie-u.ac.jp/news/topics/2022/01/post-2319.html)に引き続き、2月14日(月)~18日(金)に第2回目を行いました。
コロナ禍の下での開催ということで、換気・消毒に加えて、今回は、同時に作業する人数を6名に制限して行いました。学生の皆さん延べ28人が参加、5日間で982枚の標本を完成させました。

作業風景

作業風景
貼付前の標本
貼付前の標本:採集情報が書かれた
ピンクのラベルを剥がして台紙に貼り直す

糊のついたリボンを熱で溶かして植物を貼付する
糊のついたリボンを熱で溶かして植物を貼付する
完成した標本
完成した標本


第1回と合わせて約1,500枚の標本が出来たことになり、学生の皆さんのパワーを感じました。参加者からは、「楽しかった」「良い経験ができた」などの感想がありました。
これらの標本は三重県総合博物館の標本庫に配架され、三重県の植物の貴重な資料として活用されます。
また標本データは、前回分と合わせて標本データベース「サイエンスミュージアムネット」http://science-net.kahaku.go.jp/ から公開される予定です。


生物資源学部・松尾 奈緒子(代表)教養教育院・福田 知子(共同実施者)