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伊藤正明学長が附帯施設演習林に来訪しました

11月22日(月)、伊藤学長がフィールドサイエンスセンター附帯施設演習林(平倉演習林)に来訪し、演習林の特別展示や教職員・学生の教育研究の取組を見学しました。平倉演習林は三重県中部を貫流して伊勢湾に注ぐ雲出川の最上流水源地帯を構成する森です。規模は東西約4km,南北約1.5kmの長方形状で面積約460ha,津市街地から西南西へ約60km離れた津市美杉町に位置しています。
当日の天気は生憎の雨模様ではありましたが、山には霧がかかり幻想的な姿の中に赤や黄色に色づいた美しい紅葉も見られました。


演習林周りの紅葉 演習林施設周りの様子
(フィールドサイエンスセンター附帯施設演習林)

沼本晋也 演習林次長、渕上佑樹 准教授からは、天然林の動態に関する研究や環境保全に関する調査など森林の循環について、また演習林における木材生産・販売や演習林産材を使用した木材製品の開発など地域や社会に貢献する取組についてお話いただきました。
平倉演習林は紀伊半島の貴重な植生を残す天然林と200年以上の年齢を誇るスギ人工林を有した貴重なフィールドです。ここで民間ではできない継続的な調査を三重大として継続しており、得られた貴重なデータは今後の地球温暖化対策や高齢の人工林の経営モデルなどになります。また、学生を対象にして,森林資源の育成・利用・保全に関する調査・実習なども実施しています。

額縁 演習林のお箸
(演習林の施設で加工して作られた額縁やお箸)



演習林を見学した伊藤学長は、「沼本演習林次長、渕上准教授のお話からも調査、研究、保全、地域連携と多様にかつ包括的に取り組まれている様子が伝わってきました。大学として、このような教育研究の森林を持つことができる貴重さと素晴らしさを再認識することができました。」と話されました。

20211202_附帯施設演習林(学長来訪) (4).jpeg(左から 上尾智洋 演習林グループ長、葛西勇様、沼本晋也 演習林次長、
伊藤正明 学長、渕上佑樹 准教授、山本拓史 技術専門員)


また、この度、本学OBの奥村覺(おくむら さとる)氏から演習林歌の書を寄贈していただき、この書にふさわしい額縁が特注で製作されました。この額縁は樹齢200年を超える通称"藤堂スギ"の支障木を使用したものです。こちらの演習林歌と額縁は演習林施設内に特別展示しています。

詳細はこちらのトピックスでご確認ください。