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【三重大学の授業紹介 #20】教育学部における家族関係論

教育学部 家政教育講座の村田 晋太朗准教授による開講されている「家族関係論」は、教育学部・家政教育に関する専門科目で、中学校・高等学校の家庭教員免許取得に係る必修科目です。学部2年生から受講することができます。

小学校・中学校・高等学校の家庭科では「家族」とのよりよい家庭生活について学習します。
どのようにして家族とよりよい暮らしをしていくかを子どもたちと考えます。家族を教えるためには、教師が家族に関する専門性を高めなければいけません。
講義では、家族とはなにか、家族の歴史、ジェンダーやセクシュアリティ、子育てや介護と家族との関わりなどについて学修します。

今回の講義では、三重県児童相談センターの村木様、伊藤様にお越しいただき「社会的養護と里親制度」についてご講演いただきました。

講義の様子 講義を受ける学生の様子
(三重県児童相談センターの村木様、伊藤様による「社会的養護と里親制度」についての講義)


(1)三重県の虐待や相談、その支援に関する現状、(2)社会的養護とは、(3)里親について、(4)養子縁組、についてお話しいただきました。社会的養護とは、保護者のいない児童や保護者に監護されることが適当ではない児童(要保護児童)を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。その支援として、家庭養護(里親、ファミリーホーム)や家庭的養護(乳児院、児童養護施設)などがあります。

どのような場所でだれと暮らすかは家族を理解する上では必要なことでありますが、子ども自身が安定した環境で育つためには社会的な支援が必要であるとともに、家族の多様性についてのこの講義を通して深い理解につなげていきました。

村田准教授が担当している「家族関係論」では、出前授業以外にもいろいろな内容を学ぶことができます。

ゼミの様子① ゼミの様子②
(村田准教授のゼミの様子)


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