第39回三重大学定例記者懇談会を開催しました

9月27日（月）、「第39回三重大学定例記者懇談会」を地域イノベーションホールにて開催しました。定例記者懇談会は、本学の教育・研究の様々な活動を報道機関の方々に紹介するため、定期的に開催しています。

今回は、以下の事項について発表を行いました。

♦授業発！学部2年生が会社を設立
教育学部家政教育コース2年の細川満麗さんは、「日本理解特殊講義（起業マインドの醸成）」という授業の中で発表した案が、株式会社カーネルコンセプト代表取締役社長柿崎督忠氏（三重大学工学部同窓会長）の目に留まり、同社の出資を得て起業しました。現在は、アプリ開発を行う株式会社プロジェクトMを立ち上げ、社長に就任し、「学内友人づくりアプリ：Mieet」の開発を手掛けています。
松岡　守　　特任教授（教育学部）
八神　寿徳　准教授　（地域イノベーション学研究科）
細川　満麗　プロジェクト M代表取締役社長（教育学部2年生）から発表

♦中小企業庁 令和３年度戦略的基盤技術高度化支援事業　採択されました
「応用物理学会 論文賞」、「日本結晶成長学会 論文賞」 受賞
中小企業等による精密加工、表面処理、立体造形等のものづくり基盤技術の向上を図るために、大学・公設試等と連携し、研究開発や試作品開発や成果の販路開拓に係る取組の促進を目的とした「戦略的基盤技術高度化支援事業」に、三宅教授らの研究グループが採択されました。
また、世界最高品質サファイア上窒化アルミニウムを基板として、世界初のUV-B領域でのレーザー発振に成功し、その内容が応用物理学会、日本結晶成長学会の論文賞に選ばれました。
株式会社 東邦鋼機製作所（三重県）代表取締役　鈴木辰俊様
三宅　秀人　教授（地域イノベーション学研究科）から発表

♦ NICT「Beyond 5G研究開発促進事業」の新規委託研究基幹課題に「超大容量超低遅延無線のための電波／光変換・制御技術」（代表提案者：三重大学）が採択
国立研究開発法人情報通信研究機構（以下、「NICT」）より公募されていた「Beyond 5G研究開発促進事業」の新規委託研究に応募した提案課題「超大容量超低遅延無線のための電波／光変換・制御技術」（以下、「本研究開発」）が採択されました。「Beyond 5G研究開発促進事業」の基幹課題である「Beyond 5G超大容量無線ネットワークのための電波・光融合無線通信システムの研究開発」を行うものです。
村田　博司　教授（工学研究科）から発表

♦附属病院に消化器病センターが9月1日より開設
消化器疾患の病態は複雑で、我が国の主要な疾患でその治療法も様々ですが、従来、薬物療法を行う場合は主に内科で、手術が必要な場合は外科でそれぞれ治療を行ってきました。本院では消化器内科、消化器外科、肝胆膵・移植外科が同じフロアーで入院診療を行っており、外科と内科がチーム医療を充実させ、診断から治療、さらに臨床研究まで一貫して行う体制が既にできていましたが、これらを効率的に運用し、実際の診療と研究に結びつける組織として『消化器病センター』を設置しました。
この他、三重大学医学部附属病院における新型コロナウイルス第5波への対応を報告しました。
伊佐地　秀司　医学部附属病院長　から発表

♦～ 膵臓がんの克服を目指して ～
「パープルリボン セレモニー＆セミナー2021 in 津」完全オンラインで開催コロナ禍だからこそ、一緒に理解し、闘い、そして積極的な診断を
国立大学法人三重大学医学部附属病院は、11月14日（日）、膵臓がん撲滅のための啓発アクション「パープルリボン セレモニー＆セミナー2021 in 津」をオンラインで開催いたします。「パープルリボン in 津」は、「KNOW IT（知る）」、「FIGHT IT（闘う）」、「END IT（撲滅する）」をスローガンに、予後のカギを握る"早期発見"と"専門施設での治療"の大切さを県民の皆さんと共有するとともに、膵臓がんと闘う患者さんやご家族に寄り添い、膵臓がんで苦しむ方ゼロを目指して、当院の肝胆膵・移植外科が中心となり2012年より開催しています。
岸和田　昌之　准教授（医学部附属病院　肝胆膵・移植外科　副科長）
野呂　奈那　 看護師（医学部附属病院　肝胆膵・移植外科）
森本　茉鈴　（医学部3年生）
長井　有沙　（医学部3年生）から発表

本学の様々な教育や研究の取り組みについては、幅広く皆さまにお届けしていく予定です。ホームページや広報誌を通じて発信していきますので今後も三重大学の活動に是非ご注目ください。

定例記者懇談会に関する情報はこちら：https://www.mie-u.ac.jp/report/index.html