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令和3年度三重大学サマーセミナーで、イカの詳細な解剖実習をWeb開催しました

今までは顕微鏡を使った縫合実習を担当しておりましたが、コロナウイルスの影響で、自宅でもできる特殊な器具がいらないサマーセミナーとして「超絶詳しいイカの解剖実習」を7月29日(木)にWeb開催しました。
52名の参加希望があり、最終調整にて39名の方にご参加いただきました。後日高校内でも調整があったとお聞きし、一部の高校生の方には申し訳なく思っております。

Webで危惧しておりました、実際の実習もそれぞれの高校生の方が、呑み込みが早く適応していただき、スムーズに行うことができました。

WEBでのセミナー風景

WEBでのセミナー風景
(黄色矢印左から:携帯カメライカ撮影用、PC1:画面確認用、PC2:参加者確認と会話用)


イカの解剖実習用テキストを生物資源学部の宮﨑多惠子准教授のご協力のもと作成し、イカと人との違いなど医学や生物学にも関わるような知識も得られるPDF資料としてチャットで参加者に配布しました。また、後日復習できるよう動画も作成し大学のYouTubeサイトに限定公開しました。

イカ大解剖マニュアル表紙
イカ大解剖マニュアル表紙
イカ解剖YouTube動画
イカ解剖YouTube動画


受講した方からは「zoomでやっているとは思えないくらい説明がわかりやすく、自宅でもとても上手く解剖をすることができた。」「解剖は難しかったが、再生医療や医師の生活など興味深い話ばかりで、時間が過ぎるのがあっという間でした。」「イカの小さな単純そうな構造でもこんなにいろんな機能がついていて複雑なのだと感じました。」「医学部を志望しているので医者になった時の想像が少し具体的になった気がしました。」などの感想があり、解剖の知識や技術だけでなく、医学部や医師についてもお伝えできる貴重な機会となりました。
今後もコロナの状況は続くと思いますが、来年以降もさらにより良いWebを用いた取り組みも進めていければと思っております。

<担当教員>
三重大学大学院医学系研究科 臨床医学系講座 形成外科学分野 教授 成島 三長
形成外科URL:https://www.hosp.mie-u.ac.jp/keiseigeka/