お知らせトピックス

その他

【三重大学の授業紹介 #16】生物学(多様性の生物学)

教養教育・教養教育統合科目・現代科学理解で福田知子特任講師により開講されている「生物学」では「多様性の生物学」を授業テーマとしています。
第2回の講義では、生物の分布を調べる方法の1つとしてサイエンスミュージアムネット(S-Net)を使いました。S-Netは国立科学博物館が中心となって進めている自然史標本データベースで、標本のラベル情報をデータ化したものです。現在、日本の100以上の博物館などに保管されている600万件以上の標本のデータが利用できます。授業では、三重大学周辺でよくみられるアオサギ、アカエイ、セイタカアワダチソウについて、データ件数や分布状況を調べました。

生物学(多様性の生物学)

生物学(多様性の生物学)

生物学(多様性の生物学)

生物学(多様性の生物学)

この授業では、現在地球上にみられる様々な生物が、発見され整理されてきた経緯、種の概念の変遷、いろいろな生物の種分化・進化についての研究成果などをたどりながら、今後、我々が生物多様性にどのように向き合っていけばいいかを考えます。授業では生物学周辺の教養を幅広く身に着けることを目指す一方、大学の研究者や博物館の学芸員の方々の講演やインタビューを通じて、いろいろな人の専門的視点に基づく考え方に接することもできます。生物資源学部だけでなく、人文学部、工学部など、様々な学部の学生が受講しています。

福田知子特任講師からいただいたトピックスとして2021年4月に、教養教育棟1号館前にあった「教養の松」の歴史を年輪から辿るという興味深い内容も掲載しています。
こちらも併せてどうぞご覧ください。
「教養の松」の歴史を年輪から辿ってみました

生物学(多様性の生物学)

生物学(多様性の生物学)

生物学(多様性の生物学)

生物学(多様性の生物学)


【三重大Lectureナビ】
授業紹介記事一覧はこちらをご確認ください。