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三重大学障害学生支援セミナー2025を開催しました

11月4日(火)、障害学生支援セミナー2025(全学FD・SD)を地域イノベーションホールにて開催しました。
今年度は、「発達障害やその傾向のある学生の教育・指導にあたっての基礎知識やポイント」をテーマに取り上げ、筑波大学の佐々木銀河准教授に「発達障害の診断や傾向の学生への支援について」のご講演をいただき、教職員や支援者など学内外の関係者58名が参加して熱心に耳を傾けました。

はじめに、三重大学障害学生支援グループ(仮)の伴智美グループ長から開会の挨拶があり、続いて風間惇希副グループ長からセミナーの主旨および本学における障害学生支援の現状等について説明がありました。

伴グループ長風間副グループ長

佐々木准教授の講演は、「大学における障害学生支援」「発達障害のある学生への合理的配慮と支援」「各大学等で利用できる支援リソースの紹介」の3つのトピックからなり、障害者の社会的障壁を除去する必要性、妥当な合理的配慮の7つの要素、そしてASDやADHD等の発達障害ごとの特性とそうした傾向のある学生に提供可能な配慮や支援の考え方等について、具体的な事例を交えながらわかりやすく解説していただきました。その後、筑波大学における障害のある学生への支援体制や発達障害学生支援モデル、また他大学も利用できる発達障害学生の学びを応援するコンテンツやチャットボット相談室等について紹介していただきました。
講演の最後には、教職員に向けて「学生がなぜうまくいかないのか、その背景に関心を寄せていただければ嬉しい」というメッセージをいただいたほか、教職員から事前に寄せられていた質問にも丁寧な回答をいただき、参加者にとっては今後の支援の在り方を考える貴重な機会となりました。

20251104_三重大学障害学生支援セミナー2025 (3)_R-2佐々木准教授

講演後、風間副グループ長から閉会の挨拶があり、佐々木准教授への謝辞と本日の講演を参考に今後も障害学生支援の充実を図っていきたいとの思いが述べられました。

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