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【プレスリリース・研究成果】GLIM基準による低栄養は短期死亡の増加と関連 -DPCの日常診療174,439例データベースで実証-

三重大学大学院医学系研究科の清水昭雄助教らの研究グループは、GLIM基準で定義された低栄養が30日・60日死亡と有意に関連することを明らかにしました。

本研究は、2024年6月に日本の急性期包括払い制度(DPC)でGLIM基準の栄養評価が推奨されたことを受け、その日常診療下での実装状況と短期予後との関連を全国規模データで検証したものです。2024年6-8月に入院し、8月末までに退院した成人174,439例を対象に、30日・60日死亡を主要アウトカム、Cox回帰で多変量調整した結果、GLIM低栄養は30日死亡(HR=1.46, 95%CI 1.33-1.60)、60日死亡(HR=1.46, 95%CI 1.34-1.59)の上昇と関連しました。評価未実施・未記録も非低栄養より高リスクでした。さらに、評価完了者90,321例では「食事摂取量低下」、「筋量低下」が最も未評価でした。

本研究成果は、2025年9月12日に国際学術誌「Clinical Nutrition」にオンライン掲載されました。

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