業務改革マインドセット勉強会×生成AIを開催しました
デザイン思考・アジャイル開発・ジョブ理論など複数の理論を融合し、事務職員の新たな視点・学びを支援
本学では、2025年9月1日(月)および9月5日(金)に、業務改革マインドセット×生成AI勉強会を2回開催しました。合計80名の事務職員が参加し、受講後アンケートからは満足度の高いものであったことを受け、更に継続して実施していく予定としています。
学んだ理論の一例とアプローチ
本勉強会では、業務改革に必要なマインドセットを養うことを目的に、複数の理論と生成AIを組み合わせて学ぶ内容となっています。
〈理論の一例〉
デザイン思考 ― 人間中心のアプローチで課題を見直す手法
アジャイル開発 ― 小さなサイクルを迅速に実行し、改善を重ねる発想
ジョブ理論 ― 解決すべきニーズ(ジョブ)に着目する視点 など
また、これらの理論と生成AIを融合した内容とすることで、自身の業務に自分事として理論を当てはめやすくすることを意識した構成としています。受講生は、生成AIと理論を同時に学ぶことで、業務の進め方や視点を変える重要性について熱心に耳を傾けていました。
講師は、本学における生成AIの効果的な活用を教職協働で検証・推進する「生成AI活用検証イニシアチブ GAUTI(ゴーチ:Generative AI Utilization and Testing Initiative)」として活動する事務職員(財務部財務管理チーム 池田調達室長)が務めました。この中で、受講者が自分事として捉えやすくなるように、中堅職員(舛本主任及び中畑主任) もゲストスピーカーとして登壇し、事例を交えて実施されました。
受講者の声
・今回の受講を機に、より能動的に思考、行動していきたいと思いました
・何となくは感じていたことが言葉で示されたことで、いっそう自分事として考えることができた
・時代が変化する中で自分も新たな知識と能力を得ていく必要があると思った
・理論を知って、新しい業務へ取り組むときの意識が変わりました
・説明が明確で分かりやすく、資料も見やすくよかった
・「前がそうだから」という考えはせず、改善できる点を考えながら業務に取り組もうと思いました
・前後の相手にとっても良いかということを常に意識したい
<満足度等>
満足:98%以上(どちらとも言えない:2%)
本研修を全学的に拡大した方が良い/他者にお勧めしたい:96%以上(わからない:4%)
気付きを得た:97%以上(どちらとも言えない3%)
今後の展望
生成AIは単なる効率化のツールにとどまらず、理論的アプローチと掛け合わせることで、業務のあり方や職員の思考に新たな変化をもたらす可能性を秘めています。また、デザイン思考等の理論に基づく業務改革のマインドセットはDXを進める上で重要であると考えられます。今後は、更に意欲のある職員を対象として、各理論をより自分事に落とし込むための演習を実施予定です。本学では、今後もこうした研修を通じて、AIと理論を組み合わせた実践的な学びを広げ、持続的な組織を運営するためにも業務改革を積極的に推進してまいります。