自然科学系技術部「第10回夏休み理科教室」(まほうのコップ)を開催しました
8月20日に、自然科学系技術部では「令和7年度地域貢献活動第10回夏休み理科教室:おんどでいろがかわる!?まほうのコップ」を、共通教育校舎4号館・物理学実験室および化学実験室にて開催しました。
三重県内の小学生を対象に募集し、抽選で当選した児童に参加していただきました。低学年と高学年を別々の教室で開催することにより、理解が進みやすいように工夫して実施しました。
本年度は、温度によって色が変化する「サーモクロミック顔料」を用いた実験を行いました。子どもたちには、この顔料を混ぜた特製の絵の具を使って、コップの外側に絵や文字を塗ってもらいました。色が変わる不思議な絵の具を前に、子どもたちは熱心に取り組んでいました。
コップの絵の具が乾いた後には、いよいよ実験の本番です。お湯や氷水をコップに注ぐと、温度の変化に応じて色が移り変わる様子が目の前で現れました。色が変わった瞬間、子どもたちは驚きながらその変化を夢中で観察していました。作成したコップはそのまま自宅に持ち帰ってもらい、家でも繰り返し実験を楽しめるようにしました。
また、残念ながら当選しなかった方々には、お家でできる簡単なお楽しみ実験キット(バスボム)を郵送させていただきました。
アンケートでは「色の変化が面白かった」「次も来てみたいと思った」と好評で、保護者からは「とても説明がわかりやすかった」「体験して学べる、とても良い時間だった」と嬉しいご意見を多数頂きました。
理科教室を通して、子どもたちが理科を身近に感じ、興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。このような体験からの学びが、これからの時代を担う子どもたちの成長の一助になれば幸甚です。
次年度以降も子どもたちが楽しみながら学ぶことができるイベントを継続して開催していきたいと思います。
※個人情報保護のため、写真の一部を加工して掲載しております。