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教養基礎科目PBL現代科学理解特殊講義3 PBL「現代生物学の話題」公開発表会を行いました

教養基礎科目PBL現代科学理解特殊講義3 PBL「現代生物学の話題(担当教員:全学共通教育センター 福田知子特任講師)」は、生物関係の話題の中からいくつかを選び、学生主体で調べて、次の週に発表するという授業です。最終回の7月28日(月)に公開発表会を行いました。
公開発表では、サカサクラゲの睡眠についての話題を取り上げました。これまで睡眠の意味は、脳を休めるため、記憶を定着させるなど、脳の働きと結び付けて考えられてきましたが、最近、脳を持たないサカサクラゲにも睡眠行動が見られるという報告がありました。そこで、クラゲは本当に眠るのか?生物にとって睡眠はどういう意味を持つのかについて学生が調べて考えたことを発表しました。

コメンテーターには、筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構の戸田浩史先生に参加していただきました。脳波がない生物の睡眠の定義や、メラトニン、ドーパミンなどの睡眠制御物質、睡眠調整作用を持つ遺伝子についての話などをしていただきました。また、先生ご自身が探索・同定された「nemuri」という遺伝子について、免疫と関係があり、病気になると眠くなる機構に関与しているのではないかとのお話もありました。
発表会には見学者の参加もあり、質問も活発に出るなど、有意義な会となりました。

公開発表ポスター

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