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【プレスリリース・研究成果】大学×農業大学校×企業による連携~カステラの切れ端で乳牛飼料の可能性を検証~

近年,食用米の価格が高騰し,その影響で飼料用米の生産が大幅に減少すると予想される中,酪農における飼料の安定確保が一層重要となっています。

三重大学大学院生物資源学研究科 近藤誠准教授のグループは,愛知県立農業大学校(愛知県岡崎市),有限会社環境テクシス(愛知県豊川市)と連携し,乳牛の飼料として使われている外国産のトウモロコシの一部を,カステラの副産物で置き換えることによる牛乳生産への影響を検証しました。

カステラの副産物は,製造過程で生じる切れ端などで,生産量の約1割発生しています。製造副産物でありながらも糖分やデンプンが豊富なため,有効な利用が期待されます。

本研究では,乳牛にカステラの副産物を給与し,栄養素の消化率や牛乳の生産量,乳成分などを詳細に評価しました。
その結果,乳牛にカステラの副産物を与えた場合でも,トウモロコシを用いた場合と比べて牛乳の生産量や成分に差はなく,むしろ繊維質など一部の栄養素の消化率が向上することが明らかとなりました。食品副産物の有効活用は,飼料コストや食品廃棄物の削減に寄与することが期待されます。

本研究成果は2025年7月22日に,学術雑誌「Animal Science Journal」に掲載されました。

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