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【プレスリリース・研究成果】量だけじゃない―線維化の形状が脂肪肝の予後を左右する AIが見抜いた"隠れたリスク" 肝臓の線維の形ががん発症と関係

三重大学医学部附属病院消化器病センターの藤原直人講師、大学院医学系研究科消化器内科学の天白美奈研究員、中川勇人教授、東京大学医学部附属病院消化器内科の松下祐紀助教、藤城光弘教授らの研究グループは、人工知能(AI)アルゴリズムを用いてMASLD組織の肝線維形態を定量化し、従来の病理診断では捉えきれなかった「線維の形」が、疾患進展や肝臓がんの発症と関連することを明らかにしました。特に、網目状の線維は肝臓がんの高リスク状態を反映していることを発見しました。さらに老化した血管内皮細胞が肝星細胞に働きかけることでその微小環境を形成していることを見出しました。

本研究の成果は2025年4月23日付けでHepatologyに掲載されました。

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