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2024年度三重ジュニアドクター育成塾成果報告会を開催しました

3月15日(土)、三重大学三翠ホールで「三重ジュニアドクター育成塾」の2024年度成果報告会および修了式を開催しました。

三重ジュニアドクター育成塾は、科学研究に強い関心と潜在的な才能を持つ児童生徒を対象として、三重大学が中心となって個人研究を支援し、未来の科学者を育成するプロジェクトです。2018年度に始まり、今年度で7年目を迎えました。現在は、「国立研究開発法人 科学技術振興機構 次世代科学技術チャレンジプログラム(STELLAプログラム)」の支援を受けて実施しています。

受講生は小学5年生から中学3年生までで、今回の成果報告会では、第一段階受講生(1年目)41名と第二段階受講生(2年目以降)13名が研究報告を行いました。

午前は第一段階受講生によるポスター発表、午後には第二段階受講生による口頭発表を行いました。受講生に加えて、保護者、受講生をサポートしてきた学生メンターおよび研究指導にあたってきた教員や関係者など、合計121名の参加がありました。

フラッシュプレゼンの様子 ポスター発表の様子

第一段階のポスター発表では、受講生はまず大ホールで研究概要を1分で説明するフラッシュプレゼンを行い、その後、ポスター会場(ホワイエ)に移動して研究発表を行いました。準備してきた内容を一生懸命発表するだけでなく、質問に対してしっかりと答えたり、他の受講生の発表に質問やコメントをしたりと、相互にコミュニケーションをとる姿が印象的でした。

口頭発表の様子

午後からの第二段階受講生の発表は、大ホールの舞台上で、大勢の聴衆を前にしての口頭発表(一人5分)でした。どの受講生も堂々とした話しぶりで、自身の研究内容を的確に伝えることができており、大変素晴らしいプレゼンテーションでした。

研究発表の後、三重県教育委員会の小倉弘充氏から講評をいただきました。他者に伝えるとはどういうことかという視点から、報告会での受講生たちの姿をたたえるお言葉をいただきました。

続いて、本学の伊藤正明学長から受講生代表に修了証が授与されるとともに、受講生全員に、「いまは様々なことが大きく変動しており、皆さんがこれから生きていく社会は、答えが簡単に出ない課題ばかりです。自ら課題を見つけ、解決のために探究するこの三重ジュニアドクター育成塾で得たことを糧とし、仲間とともに新しい世界をつくっていってほしい。皆さんのこれからの活躍を心から期待しています。」とご祝辞をいただきました。

修了証の授与

学長による祝辞

閉会後には、全員で記念撮影を行いました。今後、修了生は「三重ジュニアドクターネットワーク」で交流を続けるとともに、修了生の一部は第二段階プログラムでさらに研究を行い、科学コンテストへの参加や研究会・学会等での発表を目指します。高校に進学する修了生は、高校での課題研究等の活動で、学んだ経験をもとに活躍されることと思います。

記念写真


三重ジュニアドクター育成塾HP
https://jr-doc.pj.mie-u.ac.jp/