三十三総研伊藤副社長による社会連携部門の職員向け勉強会を開催しました
2月18日(火)、事務局大会議室において、株式会社三十三総研 代表取締役副社長で本学の学長アドバイザーである伊藤公昭氏を講師としてお迎えし、社会連携部門の職員を対象とした勉強会を開催しました。
勉強会は、本学の産学連携と地域連携を担う社会連携部門のほか、学生の就職、課外活動を支える部門など、特に産業界との関わりが深い教職員を対象に毎年行っており、今年度は38名が参加しました。
伊藤副社長の豊富な見識から、今回のテーマ「真に求められるこれからの地方創生」について、県内における産業構造、人口減少問題など経済の動向を踏まえて、地方銀行の地域における役割を事例とともにわかりやすくご講演いただきました。三重県の産業をどのように豊かさを維持し向上させていくか、それには「地域資源」を見直し、活用することで、人、モノ、カネの循環をさせることが大事であることなどをお話しいただき、大学が地域課題に取り組む際は、このような視点を意識した、事業が求められているのではないか、とのご助言をいただきました。
また、地域活性化の取り組み事例としては、創業・新規事業への支援(ビジネスプランコンテスト開催とその支援)、人材育成の企画運営(創業者向け講座の開催)等について具体的な紹介があり、日々の業務に活かせる内容盛りだくさんの90分でした。
これらのお話を聞き、社会の変化のスピードに対応するため、その要因となり得る様々な兆候を情報収集、共有しながら、我々大学教職員は気を引き締めてまいりたいと感嘆しました。
三重大学の教職員も、経済を担う構成員の一員です。一人一人が知見を深め、それぞれの業務や日々の行動を通じて地域を支えるため、大変有意義な勉強会となりました。