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第2回教職大学院研究会を開催しました

12月7日(土)、教育学部1号館大会議室において、第2回教職大学院研究会を開催しました(主催:教職大学院/共催:附属教職支援センター)。第1部では志水宏吉先生(武庫川女子大学教授・日本教育社会学会前会長)をお招きして、「『力のある学校』を創る-外国につながる子どもたちを軸に」と題する基調講演が行われました。第2部では修了生である藤川純子先生(四日市市立内部中学校教諭)による「多様な文化的・言語的背景を持つ子ども」と関わるテーマで研究発表が行われました。これらに先立つ午前の部として「修了生の実践報告会」が行われました。第1部は68人、第2部は56人、午前の部は32人、のべ156人の本学研究科教員、教職大学院生・修了生、学部生、県内外の教育関係者の皆様にご参加いただきました。

教職大学院研究会の様子教職大学院研究会の様子

終了後のアンケートでは、「また研究会に参加したいと思いますか」という質問への肯定的な回答が100%であり、次のような感想が寄せられました。

第1部
・実に多くの知識や情報を得られた、大変有意義な内容でした。
・「根っこの学力」がいかに重要であるか、そこを育てるには何を大事にしていかなくてはいけないのかということを学ぶことができました。
・「力のある学校」を維持していくために必要なことは何か、その維持のためには学校づくりの哲学や授業のありかたなど、後を引き継ぐ人を育てていくことも大切だと感じました。
・学校文化や学校の教育ビジョンの創造や継承、発展は一人では出来ないことを改めて感じました。今後も人と繋がり実践を深めていきたいと思います。
・子どもを幸せに、そして自分も幸せになるために教師をやっていると再認識しました。
第2部
・藤川さんに実践報告いただいたこと、とても気持ちが前向きで、こちらも「がんばらないと」という気持ちになりました。
・多様な経験や実践を積んでいる教師は、多様なことに触れ挑戦できる子どもを育てると感じました。私も様々なコミュニティに参画し、実践を積んでいきたいと思いました。
・現場でアクションを起こされている方の話を聞き、自分も学校の核になれるように頑張ろうと思った。
・修了生の方が生き生きと実践について語る様子に加え、それを見守るように修了生仲間の方がおられたことに、教職大学院での学びの時間が有意義であったことが伝わってきました。
午前の部
・発表していただいた実践をもとに、参加者と語り合えたことが良かった。こうした機会を継続して企画してほしい。
・全体を通して、大学院で学んだことをどのように教育現場で生かされているのかを具体的に知ることができました。
・このようなフォーマルとインフォーマルの間のような、ゆるやかな協働性がとても重要な雰囲気であると感じ、今後の研究会としてのあり方を再考することができました。

このたびの研究会は、昨年度の取り組みを継承し、修了生たちが中心となって主体的・協働的に「学び続ける教師」を支援することを意図して企画・設定されました。この研究会は、次年度以降も継続的に開催していきたいと考えています。