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【プレスリリース・研究成果】消費者は米の情報も"味わっている"?! 食味評価と購買意欲を向上させる栽培情報の不思議な効果

三重大学大学院生物資源学研究科の関谷信人教授らの研究グループは、有機米に対する消費者の食味評価や購買意欲が栽培情報で向上することを明らかにしました。研究グループは、同一品種(三重23号)の有機米(有機肥料+無農薬)と慣行米(化学肥料や農薬を使用)を三重大学職員211名に試食して貰いました。その際に、参加者を無作為に2グループへ振り分け、一方のグループには目隠しで両米を食べ比べて貰い、他方のグループには栽培情報を開示して食べ比べて貰いました(ランダム化比較試験)。その結果、栽培情報の開示で食味評価が向上し、生産者情報の提供で「また食べてみたい」という意志が高まることが明らかになりました。また、一般的な予想とは異なり、食へのこだわりが強い消費者ほど有機米に対して慎重な評価を示すことも明らかになりました。これらの結果は、栽培技術や生産者情報を上手く活用することで、有機米の消費者需要を拡大できる可能性を示しています。本研究は2024年11月19日、国際学術誌Sustainabilityに掲載されました。

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