三重大学障害学生支援セミナー2024 ~障害のある学生の災害支援~が開催されました
12月16日(月)、障害学生支援セミナー2024~障害のある学生の災害支援~(全学FD・SD)が三翠ホール 小ホールにて開催されました。
今年度は、テーマとして「障害のある学生の災害支援」を取り上げ、福井工業大学工学部教授の竹田周平先生をお招きし、障害のある学生等に対する災害支援の基礎知識や体制整備の手順等についてご講演いただき、教職員約35名が参加しました。
はじめに、三重大学障害学生支援部門の松岡真里部門長から開会の挨拶があり、続いて風間惇希副部門長による三重大学における障害学生支援・災害対策についての説明がありました。
セミナー講師の竹田先生にご講演いただきました。
予測される災害(地震・豪雨)の解説から始まり、⼤学における学⽣への災害時の対応についてわかりやすく説明がありました。三重大学の災害リスク(高潮、津波、洪水、地震等)に合わせた災害対応計画を整備することが重要であり、計画は画一的ではなく学生と建設的な対話を行い、まず実効性があるもの、できることから対応していくことを目指してほしいとお話しされました。
質疑応答で、階段を昇る支援機器の紹介や、骨折等の一時的な怪我を負った学生にどのように対応するのが良いかが示されました。
講演後、避難支援を体験するワークショップを行い、参加者が竹田先生の指導・助言を受けながら、「階段避難車(イーバックチェア)」を使って階段を降りたり、「エアストレッチャー」を使って階段を昇り降りする体験を行いました。参加者は、今後の障害学生の災害支援について考える有意義な時間を持つことができました。