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リサーチコアセミナー(第7回)を開催しました

7月17日(水)事務局会議室において、研究紹介企画「リサーチコアセミナー」(オンライン併用型)を開催しました。
この企画は研究内容への理解や研究者間の交流を深めることを目的として、今回で7回目を迎えました。今回は対象を科研費基盤研究Bの獲得者からチェンジして、三重大学にとって推しの研究グループ「戦略的リサーチコア」の代表者から研究紹介を行っていただきました。
会議室には、吉岡理事、鶴原理事、酒井理事、服部監事、織田島局長や研究・社会連携統括本部の教員が集い、オンラインを含めて37名の参加がありました。

今西センター長吉岡理事

戦略的リサーチコアは、卓越型領域と重点型領域の2階層で構成され、世界トップレベルの先端研究をはじめ、地域に根差したオンリーワン研究や「本学推し」の研究を行っています。  
今回は、卓越型領域である「エネルギー材料統合研究センター」の今西誠之センター長(工学研究科・教授)から、「マテリアルエンジニアリングによる物質複合化および次世代電池の開発」と題して、研究の背景や現在取り組んでいる研究内容が紹介されました。

発表スライド今西センター長

今西センター長は、センターの構成員である工学研究科の久保教授、鳥飼教授と協働し、新しい素材と機能の開発を目的として、それぞれの研究分野の長所を戦略的に融合させて、次世代蓄電池の研究開発を行っています。

発表スライド今西センター長

今西センター長からは、このセンターの認定を契機として、学内の他研究室と自由な発想に基づく共同研究を構成し、大変興味深い取組となっている旨の説明がありました。
続いて行われた質疑では、「試行錯誤しながら進める研究スケジュールの調整方法は?」、「次世代電池が実現化したら電池はどうかわる?」、「この研究の優位性は?」など活発な意見交換が交わされました。

セミナーの様子鶴原理事

今西センター長からは、昨年1年間の研究においては、「無機化学」、「有機化学」、「界面科学」といった異なる研究領域の融合を試みた結果、新規固体電解質材料の提案という確かなシナジー効果が得られ、今年は昨年の研究内容(準備期間)を経て、実走に向けた研究に取り組んでいく旨のお話がありました。

今西センター長

参考:
今西 誠之 教授(工学研究科)
 科研DB: https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000020223331/
 Researchmap: https://researchmap.jp/n.imanishi
 全学シーズ集: https://seeds.mie-u.ac.jp/seeds/1166.html