科研費に関する講演会を開催しました
令和6年6月3日(月)、7日(金)、及び6月24日(月)、28日(金)に、教職員を対象に「令和7年度応募科研費説明会(第一部、第二部)」を対面とオンラインのハイブリッド形式にて地域イノベーションホールを会場として開催しました。今年度は、第一部、第二部とも2回ずつ開催しましたが、第一部は2日間で約80人、第二部は2日間で約130人の参加がありました。
【第一部】
第一部は、科研費採択経験がない方や初めて応募される方を対象に開催しました。
説明会冒頭では、吉岡 基理事(研究・情報担当)から、開会のご挨拶に続き、科研費制度の概要と本学の科研費取得状況等について説明いただきました。その後、研究推進チームから、本学の科研費応募のためのスケジュールや支援策についての説明を行いました。
【第二部】
第二部は、令和7年度科研費に実際に応募する方を対象に、全学FDとして開催しました。
説明会冒頭では、吉岡 基理事(研究・情報担当)から、開会のご挨拶に続き本学の科研費取得状況や研究倫理について、また、今回の大きな変更点として、研究の国際化が審査の上で重要視されることについての説明がありました。
次に、財務企画チームから、公的研究費の適正な使用について、特に本学教職員には毎年の受講が義務付けられているe-learningのポイントを踏まえた説明がありました。
続いて、6月24日(月)には、工学研究科の池浦 良淳教授による「基盤Bを獲得するまでの道のり」と題した講演が行われました。ご自身の経験をもとに、基盤研究(B)に採択されるまでの採択歴と、ステップアップのために、応募準備の際にどのような点に気を付け、改良されたかを説明いただきました。審査区分を変更して採択に結びつけられた、非常に貴重な実例として、参加者には有意義な情報を提供いただきました。
6月28日(金)には、人文学部の塚本 明教授による「科研費獲得虎の巻(文系編)」と題した講演が行われました。大型種目に採択されるまでの着想から準備、応募まで、研究内容の説明を絡めながら時系列で解説いただきました。塚本教授は現在、本学でわずか2名の基盤研究(A)の採択者のお一人であることから、今後、大型種目を目指していく研究者が求めている情報をリアルかつ分かりやすく提供いただきました。
最後に、研究推進チームから、令和7年度応募の変更点を含め、実際の応募様式やシステムのサンプルを用いて、応募についての詳細な説明を行いました。
なお、説明会の動画は、Moodleコースにて公開しています。
Moodleコース「令和7年度科研費説明会 第一部~応募準備編~」
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18870
Moodleコース「全学FD 令和7年度科研費説明会 第二部~採択に向けて~」
https://moodle.mie-u.ac.jp/moodle35/course/view.php?id=18871