全学共通教育センターの庄司貴由特任講師の著書 「日本のPKO政策―葛藤と苦悩の60年」が出版されました
全学共通教育センターの庄司貴由特任講師の著書 「日本のPKO政策―葛藤と苦悩の60年」が筑摩書房から出版されました。
概要
戦後、日本が国連に加盟し、冷戦終結後ついに国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣が実現して以降も、派遣の是非をめぐる論争は絶えなかった。国際社会からの要請、政治家たちの思惑、自衛隊員の安全確保――その水面下ではいかなる政治的議論がめぐらされてきたのか。歴代首相、外務省担当者などのやり取りに焦点を当て、特に現在のPKO政策の根幹となった自民党政権時代の論争を紐解き、国連加盟から約60年に及ぶ葛藤と苦悩の歴史を複眼的に浮かび上がらせる。
※著書の表紙の紹介文より引用
筑摩書房HP(三重大学外部のHPです)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480076250/
著者のコメント
PKOという言葉を聞いて、何をイメージしますか。
選挙、復興、輸送など人によって描く姿は様々でしょう。
しかしながら、PKO参加への道筋がどう切り拓かれてきたのかは、意外にも看過されているようです。
本書は、政策形成過程の観点から、PKO参加問題の全体像を解き明かすものです。
昭和、平成と歴史を紡いだ人びとの試行錯誤の航跡が、令和日本の国際的役割を考える手がかりを提供してくれると思います。
著者の主な担当科目:政治学A、B、G、現代社会理解特殊講義1、PBL政治学ほか