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リサーチコアセミナー(第4回)を開催しました

6月12日(水)事務局会議室において、研究紹介企画「リサーチコアセミナー」(オンライン併用型)を開催しました。
この企画は学内の多様な研究者を知り、相互に研究内容の理解や研究者間の交流を深めることを目指して5月からスタートし、今回で4回目となります。
会議室には吉岡理事、酒井理事、上原企画・総務部長や研究・社会連携統括本部の教員、URAが集い、オンラインを含めて29名の参加がありました。

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第4回目に登壇頂いたのは、工学研究科 電気電子工学専攻 量子回路テクノロジー講座 内海裕洋 准教授です。「量子技術ナノデバイス回路の可能性~情報+物理による効率的な計算機への研究~」と題して、研究の背景や今年度採択された科研費・基盤Bの研究内容を説明されました。

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この研究では、これまでの研究成果である「量子素子回路の揺らぎの定理」と研究者ネットワークを活用し、計算機理論モデルのレベルの課題解決と、量子素子回路のレベルの課題解決から、揺らぎ活用計算機の理論構築を目的しています。量子回路の揺らぎ定理、量子性をうまく活かして計算機がつくれるかなどに加え、本研究には異なる分野間の意思疎通が必要との紹介がありました。また、昨今の物価高騰と円安による研究活動への影響や、ポスドク人材・人件費確保に苦慮する現状など研究遂行上の課題も紹介されました。

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続いて行われた質疑では、研究内容の知財化の進め方について、研究インテグリティ部門(知財担当)の教員と意見交換する場面もあり、研究の新たな可能性、更なる進展が期待できそうです。

このほか思考実験で用いる「Maxwellの悪魔」についての活発な意見交換も行われました。

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このほか、科研費の基盤Bに採択された背景として、チャレンジ支援の利用による学長や理事のアドバイスと外部アドバイザによるコメントが有効であったとの紹介がありました。

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参考:
内海 裕洋 准教授(工学研究科)
 科研DB  https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000010415094/
 researchmap https://researchmap.jp/read0136593
 全学シーズ集 https://seeds.mie-u.ac.jp/seeds/1146.html

次回は6月26日(水)8:50より、医学系研究科の實木 亨 准教授による「脳の神経細胞が役割を変える仕組み」を予定しております。どうぞご期待ください。
多くの皆様のご参加をお待ちしています。

實木 亨 准教授(医学系研究科)
 科研DB  https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000010546675/
 researchmap  https://researchmap.jp/jitsuki
 全学シーズ集 https://seeds.mie-u.ac.jp/seeds/1385.html