お知らせトピックス

その他

天野 浩教授(名古屋大学)による「第1回・社会共創概論」が開講されました

5月7日(火)、2014年のノーベル物理学賞を受賞された名古屋大学の天野 浩教授が、「第1回・社会共創概論」の担当講師として来学されました。

工学部総合工学科電気電子工学コースでは、1年生に自分の将来像を考えるキャリアアップ授業として、「社会共創概論」を開講し、電気電子工学分野の著名な研究者に講義をお願いしています。半導体分野及びデジタル関連分野に関する高度技術者育成と研究推進により、地域産業の発展に貢献することを目的に三重大学が設置した「半導体・デジタル未来創造センター」と、三重県「みえ半導体ネットワーク」との共催で実施されるもので、鈴鹿工業高等専門学校、鳥羽商船高等専門学校にもオンライン配信されました。

講義の様子講義の様子

天野教授は「自らの育て方」と題して、研究に関する日本の大学の現状や課題を紹介し、学生時代の経験談の中で、自身の今までの研究や人生の転機となった出来事、研究をすることの面白さなどについて話されました。また、名古屋大学博士前・後期課程での新しい工学系人材育成の取組である「ビジネス力」、「エンジニアリング力」、「サイエンス力」を連携することを前提とした「DIIカリキュラム」ついて講演されました。

最後に、「挑戦を勧める方は簡単、実際やる方は大変」「経験すれば見通しが立てられる」「見通しがあれば、挑戦は怖くない!」「大学で数多くの経験を積んでください、そのためには大学院の進学も考えてみてください」と学生に対し、熱いメッセージを送られました。

天野教授

講演の後には質疑応答も行われ、学生から「大学院に進学する中でこれからどのようなことを経験するべきですか」「どうすればノーベル賞をとれますか」「やりたいことを見つけるためにはどうすれば良いですか」「発展的な勉強をするためには何をすれば良いですか」などたくさんの質問に対して、丁寧に答えていただきました。