お知らせトピックス

その他

第11回三重CSTシンポジウムを開催しました

2月17日(土)13:10~17:00に、第11回三重CSTシンポジウムを開催しました。

三重大学は、三重県教育委員会と連携し、理数教育の中核的役割を担う小中学校教員(CST コア・サイエンス・ティーチャー)の養成に取り組んでおり、今回のシンポジウムは、今年度の三重CSTの成果発表と情報共有を目的としたものでした。
ハイブリッド形式で開催し、教育学部大会議室に43名、オンラインで11名、合計54名の参加がありました。

会場全体

会場の様子

教育学部長伊藤信成教授による開会挨拶と平山大輔教授による事業概要の説明の後、第1部では、「三重で進む森林教育と理科のかかわり」をテーマに、学校現場での森林教育に取り組むCST教員2名(四日市市立中央小学校の田中敏貴先生と松阪市立徳和小学校の服部真一先生)からの事例紹介と、京都橘大学の荻原彰教授による講評がありました。

開会挨拶_伊藤信成教育学部長

開会挨拶 教育学部長伊藤信成教授

講評_京都橘大学荻原教授

講評 京都橘大学荻原彰教授

第2部では、三重大学教育学部附属小学校の前田昌志先生による特別講演「生成AIと理科の授業づくり ~ChatGPTは教材研究の助けとなるか~」がありました。私たち教育に携わる者は生成AIとどのようにかかわっていくべきか、どのように活用できるのか、大変刺激的な講演内容でした。

第3部では、県内各地区のCST教員からの熱意のこもった活動報告があり、最後に、三重県教育委員会研修推進課長の德岡毅也氏に閉会挨拶を頂き、盛況のうちに終えることができました

特別講演_前田志先生

特別講演 教育学部附属小学校前田昌志先生

閉会挨拶_県教委研修推進課長德岡先生

閉会挨拶 三重県教育委員会研修推進課長德岡毅也先生

平成24年度に開始した三重CST養成事業は、JSTからの支援期間終了後も事業を継続し、今年で12年目となります。これまでに70名近い現職教員のCSTが認定されており、三重CST教員は、理科の枠に留まらず、最近ではSTEAM教育、森林教育、ESD、ジュニアドクター育成塾受講生の発掘とサポートなど、分野横断的に様々な教育活動で活躍しています。

本学は引き続き学校現場や行政と連携し、三重CST養成事業を継続していきたいと考えています。