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「半導体・デジタル未来創造センター研究会(第1回)」を開催しました

1月19日(金)、ユマニテクプラザにおいて、三重大学・三重県・四日市市の共催で「半導体・デジタル未来創造センター研究会(第1回)」を開催しました。本研究会は、三重県内の半導体分野における人材育成の課題を探り、企業との連携強化を目指し、講演やパネル討論、三重県・大学の活動紹介を行いました。
企業や自治体、教育機関の関係者合わせて56名の方にご参加いただきました。

冒頭に森香津夫センター長、四日市市商工農水部 武藤圭亮理事からそれぞれ挨拶がありました。

森先生

武藤理事

続いて三重県雇用経済部 倉口弘明企業誘致推進課長補佐より「みえ半導体ネットワーク」(事務局:三重県、令和5年3月設立)におけるこれまでの取組について紹介がありました。三宅秀人教授の出前授業についてもご紹介いただきました。

倉口氏

基調講演では豊橋技術科学大学の若原昭浩理事より、「半導体の産学連携と人材育成」と題して講演がありました。
豊橋技術科学大学は国内の大学トップクラスの集積回路内製可能な設備を保有する、LSI工場があります。同施設の半導体研究開発における基礎・実装の一気通貫事例や、また産学連携拠点化への取組についてご紹介いただきました。最後に、企業による活用可能な産学共創半導体オープンイノベーション拠点の整備の課題について、大学の意識改革・サービスレベル・施設整備・オープンラボの併設・専門人材育成の拡充が重要であることをお話しいただきました。

若原理事

続いて人材育成に関して、三重大学リカレント教育センター 小林一成センター長から、リカレント教育に対する三重大学の問題意識の提示と、リカレント教育センターの取組紹介がありました。

小林先生

パネル討論では「半導体産業に関わる企業の人材育成の課題」と題し、三重大学 中村孝夫教授の進行のもと、産官学それぞれの視点から、「産業需要との調和」「実践的なスキルとリーダーシップのバランス」「デジタル時代への対応」「多様性と包摂の促進」「連携と産学協力」の5つの観点でパネリスト、また会場参加者による活発な意見交換が行われました。

パネルディスカッションの様子

(上図の座席右側から)
モデレーター:
三重大学 中村孝夫教授

パネリスト:
三重大学 三宅秀人教授 
豊橋技術科学大学 若原昭浩理事
三重県雇用経済部 倉口弘明企業誘致推進課長補佐
三重大学 小林一成リカレント教育センター長
キオクシア㈱ 福原成太氏

プログラム最終の名刺交換会の前に、三重県雇用経済部 羽田綾乃企業誘致推進課長よりご挨拶をいただきました。

羽田氏

引き続き現地会場で行われた名刺交換会では、登壇者や参加者間で活発な交流が行われました。

本センターでは、企業や自治体等と連携し、半導体・デジタル分野の人材育成を強化していきます。
次回の研究会でも、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

(当日の様子が2024/1/24中部経済新聞に掲載されています。ぜひご覧ください。)