工学研究科博士前期課程2年生西村安理さんと博士前期課程1年生内山晃さんが表彰されました

工学研究科　分子素材工学専攻/応用化学専攻　有機素材化学研究室に所属する博士前期課程2年生の西村安理さん、博士前期課程1年生の内山晃さんが学会で発表を行い表彰されました（指導教員：藤井義久准教授、鳥飼直也教授）。

左：西村さん、右：内山さん

第54回中部化学関係学協会支部連合秋季大会（11月11日（土）～12日（日）、三重大学）にて、西村さんは「分子形態が異なるボトルブラシ状高分子を用いたポリスチレンブレンド膜の摩擦特性」をテーマに、内山さんは「ポリスチレン薄膜のガラス転移温度の拡がりに及ぼす膜厚と分子量の効果」をテーマに研究発表し、東海高分子優秀学生発表賞を受賞しました。

研究の成果は、いずれも高分子基礎科学の発展に資する高分子ナノ薄膜の表面および基板界面における分子鎖凝集状態と分子運動特性を明らかにしたものです。これらの知見は、接着技術の開発や、半導体やディスプレイ材料の分子設計に必要不可欠なため、学術的にはもちろん産業的にも極めて重要で、高分子薄膜に関する研究の進展に大きく貢献することが期待されます。

有機素材化学研究室で実施している、高分子、界面活性剤、コロイドなどソフトマター研究の詳細については以下をご覧ください。

◼️研究室情報
工学研究科応用化学専攻
有機素材化学研究室
https://www.oms.chem.mie-u.ac.jp