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表彰

大学院工学研究科博士前期課程2年生西啓太さんが製作した作品が第35回優秀板金製品技能フェア(職業訓練法人アマダスクール)の学生作品の部で銀賞を受賞しました

大学院工学研究科 機械工学専攻 博士前期課程2年生の西啓太さん(指導教員:中西栄徳准教授、尾崎仁志助教)が製作した「魔性の愛を叫ぶ・ハエトリグサ」が第35回優秀板金製品技能フェア(職業訓練法人アマダスクール)の学生作品の部で銀賞を受賞しました。表彰式は2023年3月18日(土)に神奈川県伊勢原市のAMADA HALLにて執り行われました。

西さん表彰式の様子


作品の説明
 「多くの方々の興味を惹き、一目で印象付けられる作品」を目指しました。そこで、ステンレス板という無機質なものを用いて、植物である「ハエトリグサ(花言葉:魔性の愛)」をモデルに選びました。さらに、捕食時の独特の動作をモーター、クランクそしてワイヤー等を用いて表現しました。使用する機材の関係で、精度が高い曲げ加工は出来ないため、平らなままの板材のみの組合せで丸みを帯びた立体感を表現する事に重点を置きました。設計段階で組み付け順序や組み付け易さも考慮し、板材同士を組み合わせるだけで固定可能な構造としました。そのため、締結部品が少ない植木鉢の組み方の構想や部品の試作に多くの時間を費やしました。特に、植木鉢と鉢皿および土部分との固定方法や組み方、電動部品を植木鉢内部に隠すための工夫に非常に苦労しました。

西さんの作品


優秀板金技能フェアについて
 職業訓練法人アマダスクールが主催しており1989年から毎年開催されています。国内外の金属加工に携わる技術者が製作した板金製品を一堂に集め、関連団体の審査委員の他にフェア会場の見学者やWeb投票で審査が行われます。その結果、優れた技術・技能を表彰するとともに一般展示を通して技術・技能の交流と向上を目的としています。本学からは、学生が製作した作品を2016年から毎年出展しています。