地域拠点サテライトシンポジウム「未来を拓く地域共創大学の挑戦」を開催しました
12月1日(金)、三翠ホール小ホールにて、地域拠点サテライトシンポジウム「未来を拓く地域共創大学の挑戦」を開催し、地域連携、産学官に関心のある県内の企業、自治体関係者を中心におよそ90名が集まりました。
開会の挨拶(伊藤正明学長)
平成28年の地域拠点サテライトの設立以来、本学では三重県内の各地域をフィールドに活動を展開してまいりましたが、各地域での活動紹介を横断的に行うのは今回が初めてになります。
冒頭の基調講演では、愛媛大学から若林良和理事・副学長(社会連携担当)を招き、「地域×産業イノベーションによる持続可能な共創社会の実現を目指して~地域と「共進」する愛媛大学の取組~」と題して基調講演をいただきました。基調講演では、愛媛県において同大学、社会連携推進機構が果たしてきた役割や、今後の展望を交え、地域とのインターフェイスとしての機能と教育研究とのハブ機能について紹介があり、地域に愛着を持つことの重要性について語られました。
基調講演の様子(愛媛大学理事・副学長 若林良和先生)
本学では地域共創大学を理念として掲げていますが、愛媛大学の地域性や取組、狙いについて共通する部分も多く、今後の取組を進めるにおいて非常に参考とする内容でした。一方で、若林先生からも、三重大学の取組を持ち帰り、愛媛大学での参考としたいとのお話もあり、相互で情報共有を行うことで、それぞれの地域共創をさらに進展させる非常にいい機会となりました。
後半においても、それぞれの地域が保有する地域性をテーマとしたユニークな取組が報告され、講演に立った各サテライトを代表する教員らと参加者とで質疑応答や活発な意見交換が行われ、三重大学の地域拠点サテライトの活動が県内各地に根付いていることを印象付けることとなりました。
人文学部・山田雄司教授
教育学部・伊藤信成教授
工学研究科・近藤早映准教授
生物資源学研究科・岡辺拓巳准教授
集まった参加者からは、サテライトの取組がよく分かった。せっかくの取組なので、こういった情報公開の機会を引き続き続けていっていただきたいとの感想がありました。
三重大学では、サテライトを通じて地域課題の解決と地域に根差した教育研究を進めていくとともに、今回のようなシンポジウムを定期的に開催し、地域のニーズに照らした活動を紹介してまいりますので、引き続き地域の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。
閉会の挨拶(酒井俊典 理事(社会連携担当)・副学長)