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講演会

地域の活性化+脱炭素を目指す「講演会」を開催しました

5月19日(金)に、「じばさん」(四日市市地場産業振興センター)にて地域の活性化+脱炭素を目指す「講演会」を開催しました。(主催:三重大学(北勢サテライト)、共催:四日市市、四日市商工会議所、みえ大橋学園)

この講演会は、「地域共創大学」を目指す三重大学北勢サテライトが取り組む産学官連携活動の1つとして開催されました。当日は、地元企業及び自治体を中心に、定員80名を大幅に上回る約120名の皆様にご参加いただきました。

講演会の様子

株式会社パワーエックスの取締役兼代表執行役社長CEOである伊藤正裕氏を講師にお招きし、「再生可能エネルギーの普及を実現する蓄電池の活用」をテーマにご講演いただきました。

エネルギー自給率の向上やカーボンニュートラルの実現にむけて、太陽光発電のような再生可能エネルギーの需要は日本のみならず世界中で急速に増えています。その一方で、主力電源として導入するには時間帯や天候などに左右されるため、安定した発電量の確保などにおいて課題があります。それを解決し自然エネルギーを普及させる手段として、電力の備蓄ができる「蓄電池」に着目し、会社のビジョンである「永遠に、エネルギーに困らない地球。」を目指して、先進的な事業を展開するパワーエックスの取組についてご紹介いただきました。

伊藤正裕氏


日本の再生可能エネルギー発電で主流な太陽光発電は、2030年には今の約2倍に増加するといったエネルギー情勢にふれながら、蓄電池活用の可能性・メリットについてわかりやすくご説明いただきました。また、EV充電ステーション事業や電気運搬船事業といった、単なる蓄電池メーカーではなく、脱炭素目標の達成のために次世代のエネルギー企業として精力的に展開される事業についても語っていただきました。

名刺交換・交流の様子

質疑応答では、伊藤社長にもゆかりのある四日市市の魅力について、立地や特徴に触れながら産業・エネルギーの可能性に関しても言及されました。

昨今、世界で重要なキーワードとして注目されている「再エネ」や「脱炭素」「サステナビリティ」を軸に、先進的で社会的にも非常にインパクトのあるご講演で、参加者からは「わくわくした。」「夢のあるお話で大変興味深かった。」「今後の活動へのモチベーションがさらに高まった。」との声が寄せられました。積極的に質問をする頼もしい三重大学生の姿も見られ、今後の研究やビジネスをリードする若者の学びの場としても非常に有意義な時間となりました。また、講演終了後は、名刺交換・交流が行われました。時間ぎりぎりまで意見交換される姿がみられ、多様な役割を担う皆様に、新たな連携のきっかけづくりをしていただく貴重な機会となりました。

今後も三重大学北勢サテライトでは、北勢地域のさらなる発展を目指し、地域の皆様とともに教育・研究活動を推進いたします。

なお、当日の様子は東海テレビNEWS ONEでも放送されました。

環境面での地域貢献に注力...三重大学が脱炭素ビジネスに関心持つ技術者等向けの講演会 120人が参加