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記者会見

半導体・デジタル未来創造センターを設置します

3月20日(月)、地域イノベーションホールにて、「半導体・デジタル未来創造センターの設置について」を伊藤正明学長、今西誠之理事(総務担当)・副学長、池浦良淳工学研究科長、三宅秀人教授(大学院工学研究科)から発表し、村田 真理子副学長(広報・ダイバーシティ担当)による司会進行のもと記者会見が行われました。
伊藤学長から「三重大学は、半導体分野及びデジタル関連分野に関する高度技術者育成と研究推進により、地域産業の発展に貢献することを目的に、「半導体・デジタル未来創造センター(英語名:Innovation Center for Semiconductor and Digital Future)」を設置いたします」と発表がありました。


池浦工学研究科長から、カーボンニュートラルな社会の実現するためには、デジタル社会への変革が不可欠であり、その鍵となる素子が半導体です。半導体は、単なる部品ではなく、自動車、家電をはじめ各種製品の基幹部品となっていることから、そのサプライチェーンの国内化が極めて重要です。「三重県には、世界最大規模のNAND型フラッシュメモリ工場や半導体受託製造のファウンドリーがあり、また半導体関連企業が協業を行うなど、日本における半導体産業の重要な拠点となっています。」と説明がありました。続いて、三宅教授は、、このニーズに応えるべく、「工学部及び大学院工学研究科を中心に半導体分野に関連した授業を増設するなど、半導体人材育成を強化し、インターンシップや県内の教育機関との連携事業を通して、学生などが地域の半導体事業を理解する機会を増やすとともに、技術交流や共同研究をさらに推進することで、半導体分野に関する高度技術者を育成と地域の産業に貢献することを目指していく。」と述べられました。
最後に今西理事は、「このセンターを設置し、地方自治体等の関係機関と連携を深めるとともに、本学が中心となって三重県、中部地区をリードしていきたい」と、記者会見を締めくくられました。

半導体・デジタル未来創造センターについての記者会見の様子 記者会見の会場の様子