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教育学部附属小学校と医学部附属病院救命救急センターの連携授業の取組が「体育科教育」に掲載されました

昨年度、教育学部附属小学校では、医学部附属病院救命救急センターと連携し救命救急の授業を行いました。この授業では、人が倒れた時に救急車が現場に到着する前と後に分け、人を助けるために誰がどのようなことをしているのかを、医師と救命士とともに教室で学び、後日、心肺蘇生法や異物除去法、止血の仕方や担架での運び方についてを医師と看護師、救命士とともに体育館で学びました。

この取組は、心肺蘇生法だけを取り出して教えるのではなく、心肺蘇生法をする意味を児童に気づかせてから心肺蘇生法を教えるというところに特徴があります。これは、救命救急の指導における本質は、救命の連鎖(厚生労働省、2015)にあるという考えからです。

このたび、この授業の取組を附属小学校の長井直己教諭が「救急救命の専門家との協働で『真正の学び』をデザインする」というタイトルで執筆されました。このように本質とは何かを紐解いてから行う実践は、保健分野に限らず、体育科の授業全般で行っており、子どもたちとともに救命救急の大切さを本質から学ぶ取組を続けています。

この実践は、昨年度の附属小学校公開研究会においても紹介しました。これらの取組について、さらにバージョンアップしたものを今後も実践していく予定です。

2021年度の実践の様子
2021年度の実践の様子



体育科教育(大修館書店)2022年8月号
https://www.taishukan.co.jp/book/b608717.html

教育学部附属小学校ホームページ
https://www.fuzoku.edu.mie-u.ac.jp/sho/