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"三重大メダカ"を三翠庭園内の池を補修して放流しました

かつては日本全国で身近な存在であったメダカは三重大学やその周辺でもごく普通にみられましたが、近年特定外来生物のカダヤシが侵入し、ほとんどみられなくなってしまいました。そのメダカ(ミナミメダカ)が学生によって2019年に三重大学内で発見され、発見者の所属する水生生物飼育展示サークルaquri-Mと顧問である三重大学大学院生物資源学研究科の淀太我准教授によって、"三重大メダカ"と名付けて飼育下での系統保存による保全プロジェクトが行われてきました。
より自然に近い姿でこのメダカを保全するため、大学同窓会が管理する三翠庭園内の池の使用が認められましたが、老朽化により漏水しており、水を溜めても1ヶ月ほどで干上がってしまう状況が判明しました。

三重大メダカ三重大メダカ


そこで、この池を補修するため、その費用をクラウドファンディングによる支援で募集しました。
この寄付金を使った池の補修工事が完了し、6月23日(木)、学内の飼育施設で淀准教授とサークルの学生たちが大切に増やした三重大メダカのうち、100匹を池に放流しました。

三重大メダカを池へ移動させる様子放流の様子

放流の様子池へ放流された三重大メダカを眺める学生ら


今後は、現在飼育施設で育てている三重大メダカの稚魚についても成長度合いを見計らって追加放流するとともに、メダカの生息や繁殖に適するよう、三重大学構内や近辺に生育する水生植物を導入して環境整備が行われる予定です。また、定期的にモニタリングや清掃を行い、三重大メダカが安定して健全に生息できる環境を維持し保全につなげたいとのことです。