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2021年度三重ジュニアドクター育成塾報告会が行われました

3月13日(日)、「三重ジュニアドクター育成塾」の2021年度報告会および修了式がオンラインで行われました。
このプログラムは、三重大学が実施機関となり、三重県教育委員会や皇學館大学など23の機関と連携しながら、科学技術振興機構(JST)の支援を受け、小学5,6年生と中学1~3年生を対象とし、2018年度から始めて4年目となりました。

プログラムは第一段階と第二段階があり、第一段階を修了した受講生の希望により選考を経て第二段階に進みます。
本年度の第一段階プログラムの受講生46名は、県内5会場(三重大学、伊賀研究拠点、東紀州教育学舎、皇學館大学、四日市大学他)のいずれかを選択し、毎月2ー3回の講座を昨年5月8日の開講式から受講しました。そして、所定のプログラムを終えた39名が本日の最終報告会を迎えました。また、第二段階は継続を含めて25名(1年目18名、2年目6名、3年目1名)が研究報告しました。

発表者が多いことから、当初より第一段階はポスター発表、第二段階は口頭発表と計画して、受講生に準備をしてもらいました。しかし対面での実施は難しいと判断し、1月中旬に、oVice(オービス)というバーチャル空間にポスター会場を設置することを検討し、報告会の10日前には受講生がoViceのポスター会場に入いって様子をみることができるようにしました。
報告会には、発表者だけでなく、関係者や修了生など、98名の参加者がありました。
ポスター発表は午前に行われ、1グループ14名がzoomで一人1分間のフラッシュプレゼンをして、oViceのポスター会場に移動してポスターの前で質疑応答を行う形式で、各グループ1時間の割り当てとなって3グループが行いました。ポスター会場を3フロア用意することで発表場所をわかりやすくしました。さらに4階には交流会場を設けて、昼食休憩中には受講生同士に集まってもらい、交流を深めました。

ポスター発表(第一段階)のプレゼンバーチャル会場の様子

ポスター発表(第一段階)のプレゼンとバーチャル会場の様子

交流会場の様子
交流会場の様子
口頭発表
口頭発表


午後には、第二段階受講生はzoomで一人5分間の発表であり、大学の先生から直接ご指導を受け、大学で実験もするなど専門的な研究をわかりやすく説明していました。
発表の後、三重県教育委員会の島田指導主事から講評がありました。探究的な学びや、答えのない問いに対して学び続けることが重視されている中で、受講生の取り組みはその好事例であることを述べられ発表のいくつかについての感想やコメントと、関係者のサポートに対する謝辞がありました。
続いて、伊藤正明三重大学長より受講生代表に修了書が授与され、講座の受講、研究活動、発表の準備など、熱心に取り組んだことに対する祝辞と今後の期待が述べられました。

伊藤学長から代表者への修了証授与

伊藤学長から代表者への修了証授与


修了生は「三重ジュニアドクターネットワーク」で交流を続けるとともに、高校に進学する修了生についても、研究を継続する場合はサポートを受けます。科学コンテストや研究会での成果発表が期待されます。