【国際交流センター主催】「Let's become a global citizen!」（4回シリーズ）を開催しています（明日は最終回）

国際交流センターは、6月から「Let's become a global citizen!」と題し、津市役所のご協力のもと、海外留学や海外勤務を経験した4名の登壇者から、この時代に不可欠であるグローバルな視点や海外での経験等についてお話を伺うトーク・イベントを開催中です。

明日（7月28日）はいよいよ最終回で、吉田悦子教授（人文学部）からお話をうかがいます。その前に、すでに開催した３回分の内容をご報告させていただきます。

第1回（6月18日）のトップバッターは、本学の元生物資源教授である梅川逸人先生（現参与・特命副学長）。「海外で研究することの意義とは？」というタイトルで、沢山の写真と共にお話いただきました。1990年から約1年半、最先端の研究環境に恵まれた米国ミシシッピ大学メディカル・センターで客員研究員として研究に打ち込まれる中、世界中から集まった研究者と交流、ご家族とは米国中央部の一周旅行をされる等、充実した海外留学をご経験されたそうです。「米国に渡る前に、英語はどのように勉強されましたか？」等、参加者からの様々な質問に丁寧にお答えいただきました。

所属されていた研究室には世界中から研究者が（梅川先生）

第2回（7月9日）は、スペシャル・ゲストとして、津市の前葉泰幸市長にご登壇いただきました。伊藤正明学長による冒頭の挨拶の後、「地方公務員に必要なグローバルな視点」というタイトルで、国家公務員時代や転職先の外資系銀行での勤務で経験された試練や国際業務等についてお話しいただきました。公務員試験に取り組んでいる参加者も多く、活発な質疑応答が繰り広げられました。「市民の幸せを願う志」を持ち、年々増加する外国人住民やALT（外国語指導助手）への対応ができるグローバル人材は、今後ますます必要になる、と強く語られました。最後に、今西誠之理事（国際担当）による挨拶で閉会しました。

公務員に求められるグローバルな視点について（前葉市長）

第3回（7月14日）は、前葉市長が話された「グローバルな視点を持つ職務経験者」として津市に採用され、現在広報課で活躍されている今城茉莉氏にお話を伺いました。今城氏は、高校時代に米国留学を実現、社会経験を経てから、英国の大学院で学ばれ、米国で勤務された経験もあるカラフルな経歴の持ち主です。「市民に寄り添う気持ちが、地方公務員にとって不可欠」というお考えは、海外でマイノリティとして生活したこと、多様な価値観を持つ人々との出会いから生まれたそうです。"Once begun is half done."（一歩を踏み出した時、すでに半分が終わっているよ）「市民のためが世界市民のためになる」という言葉も、多くの参加者の心に残りました（アンケート結果より）。セントヨゼフ女子学園高等学校からは、約20名の高校生と教員の参加があり、質疑応答も活発に行っていただきました。

手書きのかわいいイラスト満載で留学経験についてお話しいただきました（今城氏）

後日、国際交流センター長の金子聡教授（特命副学長）と栗田聡子准教授が、前葉市長を訪問し、会談させていただきました。「本学の国際教育のあり方が、今後の津市をはじめとした地域への貢献につながる」という意味でも、国際教育は大学教育のデフォルトとして求められています。今後ますます、本学国際交流センターは地域との連携を高めてまいります。

明日、7月28日（水）のお昼休みは、最終回です。まだ参加登録をしていない方は、ぜひご参加ください！

＜イベントの情報はこちらから＞
https://www.mie-u.ac.jp/international/news/cate-event/lets-become-a-global-citizen-2021zoom.html