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NHK「東海3県の昼のニュース」で工学研究科の研究グループの取り組みが紹介されました

工学研究科の池浦良淳教授、若林哲史教授、川中普晴准教授を中心とした研究グループは、三重県県土整備部、三重県警察本部と共同で「AIを活用した路面標示劣化の検知システム」の開発に着手したことを5月28日に行われた第38回三重大学定例記者懇談会にて発表を致しました。これを受けて、今回、路面標示の劣化における問題点や開発に至った経緯などが、6月19日(土)のNHK「東海3県昼のニュース」で放送されました。

外側線やセンターライン、横断歩道や停止線、制限速度など、これらを路面標示といいますが,かすれて見にくくなっていると、道路利用者の交通安全を確保する上で,問題が生じてきます。一方、県内の路面標示の数は膨大であり、その点検や維持管理に多大な費用と時間がかかっています。そこで、路面標示を効率的に管理するため、「AIを活用した路面標示劣化の検知システム」の開発を行うこととなりました。

三重県では、信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとした際に、一時停止した車の割合が低いことが問題となっており、理由の一つに、かすれた路面標示が見にくくなっていることが挙げられています。システムを開発することにより、効率的に路面標示の維持管理を行うことが可能となり、道路利用者の交通安全が向上することが期待されています。

池浦教授定例記者懇談会での発表の様子