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三重ジュニアドクター育成塾の開講式が開催されました

5月8日(土)、「令和3年度三重ジュニアドクター育成塾」の開講式がオンラインで開催されました。
三重ジュニアドクター育成塾は、科学研究に強い関心と潜在的な才能をもつ小学5年生から中学3年生を対象として、観察・実験講座の実施や探究活動の支援をして未来の科学者を育成しようとするプログラムで、JSTの支援を受けて平成30年度よりスタートしました。1年間の第一段階プログラムを受講の後、さらに研究意欲の高い受講生は第二段階プログラムとして大学教員が指導を個別に受けながら研究を進めます。

本年度の第一段階受講生は、書面審査と面接審査により選考された46名で、第二段階受講生は26名です。第一段階の講座は三重県内5地区の会場(三重大学、伊賀研究拠点、東紀州教育学舎、皇学館大学、四日市大学他)に分かれて行われますが、コロナ対策のために、昨年度に引き続き、オンラインによるエリア共通講座を多く取り入れています。

開講式では、伊藤正明学長から「将来の優秀な科学者になってもらえる第一歩として、ジュニアドクター育成塾で頑張っていただきたいと思います」と激励の言葉が述べられました。
次に、三重県教育委員会小中学校教育課の遠藤雅典課長から、「皆さんが持っている力を総動員して取り組むことになると思います。その中で、もっと知りたい、もっとできるようになりたいと感じたら、その感覚を大切にして自分の学びを深めることを期待しています」とご祝辞をいただきました。

伊藤学長遠藤課長


続いて、受講生代表の稲生百恵さんが、「自分の興味のあることを探究しようとするすばらしい参加者とともに学び、互いに高め合いながら成長できたらと思います。ジュニアドクター育成塾を運営してくださっているすべての方に感謝して一年間一生懸命学んでいきます」と抱負を語りました。

稲生さん


開講式終了後、教育学部の中西良文教授による特別講義「科学的探究のためのコミュニケーション力を考える」が行われました。受講生は11グループに分かれ、各グループにメンター(受講生のサポートとファシリテート)が入り、課題について取り組み、グループごとのまとめを全体で共有しました。受講生の熱心な取り組みに、メンターは「受講生から自分たちも学ぶことがたくさんある」と話していました。
受講生の今後の活躍とともに、みんなが繋がった、よい関係をうみだす場になることが期待されます。

参加者のオンラインでの集合写真特別講義の様子