「界面活性剤水溶液の会合構造が作り出す"パール"の輝きと保湿機能」について研究成果が公表されました

　御木本製薬株式会社の中野章典研究員（本学大学院工学研究科博士後期課程在学中）と、工学研究科の鳥飼直也教授が共同で研究を行い，化粧品（スキンケア製品）の新規なパール光沢技術として，保湿機能を兼ね添えたパール光沢が，非イオン性界面活性剤と高級アルコールの混合水溶液が形成する会合構造（αゲル）により作り出されることを，大型放射光施設（SPring-8）の高輝度X線をプローブとする小角散乱測定から明らかにしました。

　得られた研究成果は，2020年10月21日よりオンライン開催された国際化粧品技術者連盟（IFSCC）の第31回世界大会にてポスター発表されたとともに，広くプレスリリースされました。

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■研究室情報
工学研究科分子素材工学専攻
有機素材化学研究室
https://www.oms.chem.mie-u.ac.jp