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令和2年度 実験動物感謝式が挙行されました

11月19日(火)、講堂小ホールにおいて「令和2年度実験動物感謝式」が挙行され、動物実験に携わる教職員約50名が参列し、教育・研究のために尊い命を捧げてくれた実験動物に心から感謝し、実験動物慰霊碑に献花を行いました。
三重大学では生命科学の進歩のために供せられたマウスやラットなどの実験動物に感謝の念と敬意を表し、毎年執り行っています。
なお、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、ソーシャルディスタンスや会場の換気、手指消毒やマスクの着用等、感染対策に充分配慮したうえで、今年度の実験動物感謝式は実施されました。

20201119_令和2年度実験動物感謝式 (1)

式の冒頭では、地域イノベーション推進機構長より「動物実験の基準についての理念である"3R"、「Replacement(できる限り動物実験に代わる方法で」、「Reduction(使用動物数を最小限に)」、「Refinement(苦痛を与えないように)」の再確認がされ、今後も最小限の実験によって、優れた研究成果が生み出されることを望みます」との挨拶がありました。

20201119_令和2年度実験動物感謝式 (2)

続いて、動物実験委員会委員長から「近年、生命科学の進歩はめざましく、人類の健康と福祉に大きく貢献してきましたが、その進歩は長年にわたる動物実験の上に築かれてきたものです。研究の犠牲となった動物に感謝の意を捧げるとともに、今後の実験においても動物愛護の精神に則り、研究倫理に基づき充分な配慮をもって行います」と慰霊のことばが述べられました。

20201119_令和2年度実験動物感謝式 (3)

その後、参列者による献花が行われ、参列者は慰霊碑に向かって手を合わせて思い思いに祈りを捧げるとともに、研究倫理・生命倫理への意識を高めました。
式の最後には先端科学研究支援センター長より謝辞が述べられ、今後も適正に実験を実施することを誓いました。