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【三重大学の授業紹介 #4】生物資源学部海洋生物資源学科の臨海実習を開催しました

生物資源学部 海洋生物資源学科2年生の必修科目である「臨海実習」を9月7日(月)から9月30日(水)にかけて、対面方式とオンライン方式の併用によって実施しました。

臨海実習は、様々な海洋生物の採集や観察および分類同定などを通じて海洋生物に対する関心・興味を高めるとともに、今後の学習や研究に必要な基礎知識を習得することを目的として実施しています。海洋生物資源学科の学生にとって多くの海洋生物に触れ、詳しく調べる初めての機会となる重要な実習です。これまでの臨海実習は、生物相が豊かな志摩市英虞湾にある水産実験所で行ってきましたが、今年度は新型コロナ感染症の影響によって、感染防止の万全の対策を講じた対面方式(上浜キャンパス)とオンライン方式を学生が選択できるようにして実施しました。

実習の内容は両方式とも同じで、事前に教員等が水産実験所周辺の岩礁で採集した巻貝等の底生生物(ベントス)の同定、水産実験所の近くの漁港に水揚げされた魚類の同定、英虞湾で採集されたプランクトンの観察等多岐に及び、学生の皆さんは、教員が撮影した採集風景や実習環境の動画を見てフィールドの環境や調査手法を体感した後、初めて見る生物をじっくり観察し、図鑑を頼りに名前を一つ一つ調べていきました。

対面方式の実習では、この実習によって学生同士は久しぶりに顔を合わせたようで、実習の際の真剣な表情とともに、休憩時の明るい笑顔が印象的でした。オンライン方式では、書画カメラを用いて生物の体の構造を画面に映し出して観察を行いましたが、その合間に学生の元気そうな顔を見ることができました。

実習開始時の体調チェック
実習開始時の体調チェック

実習の様子
実習開始時の説明。社会的距離をしっかり
とって指定された席に着席しました。

ベントスの同定の様子
ベントスの同定の様子

実習の様子
魚の同定の様子。図鑑を頼りに、
相談しながら名前を探ります。

プランクトンの観察

プランクトンの観察。顕微鏡の使い方
から勉強しました。




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