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【三重大学の授業紹介 #1】水産製造実験工場にて「マリンフードプロセス実習」が開講されました

9月7日(月)から10日(木)の4日間に渡り、生物資源学部 生物圏生命化学科 海洋生命分子化学教育コース3年生の必修科目である「マリンフードプロセス実習」(担当教員:福﨑智司 教授、青木恭彦 教授、岡﨑文美 准教授)が学内の水産製造実験工場にて開講され、33名の学生が参加しました。

この授業では水産加工食品の製造原理、製造方法や製造に関わる機械の構成や機能を習得するとともに食品衛生、衛生管理システム、微生物制御技術についての理解を深めることを目的として、学生が実際にカツオの缶詰を製造しました。

なお今年は新型コロナウイルスの影響により開講が危ぶまれましたが、以下のような厳重なコロナウイルス対策がされながら、対面での実習が行われました。

・3密をさけるため学生を2班にわけ、実習をする。
・空間除菌脱臭装置、次亜水の空間噴霧器、次亜水の二流体噴霧器を設置する
・学生は実習2週間前から体調・行動履歴の記録と検温を行い、37.5℃以上の熱が認められた者は参加を見送るなど体調に問題のないことが確認された場合に参加するなど体調に問題のないことが確認された場合に参加する。

マリンフードプロセス実習

学生には事前希望調査が行われ、対面での実習を希望した学生が水産製造実験工場での実習に臨み、希望しなかった学生に対しては別途でオンラインにて水産加工食品の製造についての講義が行われました。

カツオの缶詰製造では、学生は解凍したカツオを1人1匹捌きました。その後肉詰作業、味付け作業、缶の蓋を絞める巻締作業や殺菌作業といった缶詰製造の全工程を体験しました。さらに缶詰のラベリングや箱詰め作業も学生が行いました。4日間で油漬けとオニオンスープ入り油漬けの缶詰が合計で600缶製造されました。
また学生は洗浄した調理器具の拭き取り検査による汚れの残存量の測定を行い、清浄度の判定を行いました。

マリンフードプロセス実習マリンフードプロセス実習

参加した学生からは「カツオを捌くのがとても楽しかった」という声や「前期はオンライン授業だったため友人と会えなかったが、久しぶりに話せて楽しかった」という声があがりました。

完成した缶詰については2~3か月置いて、実習に参加した学生に配られる予定です。

※この記事はインターンシップの学生 辻本彩さんが作成しました。


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