【プレスリリース・研究成果】集中治療患者の栄養評価に課題、約半数で国際基準による栄養状態を確認できず―5万人超のデータから、低栄養や栄養評価が十分に記録されていない患者において予後不良との関連が明らかに―
三重大学および横浜市立大学などの研究グループは、全国規模のDiagnosis Procedure Combination(DPC)データベースを用いて、集中治療室(ICU)に入室した成人におけるGlobal Leadership Initiative on Malnutrition(GLIM)栄養評価の記録状況と臨床転帰との関連を検討しました。2024年6月~2025年9月の51,580例のうち、分類可能なGLIM栄養状態が記録されていたのは27,613例(53.5%)で、その10.2%が低栄養でした。分類可能な患者では、記録された低栄養は非低栄養と比べ、入院後30日以内の院内死亡(調整ハザード比1.23、95%信頼区間1.08~1.41)、全入院期間の院内死亡(調整オッズ比1.47、1.28~1.68)、および生存退院者の在院日数延長(平均差2.27日、1.44~3.10)と関連しました。未評価と記録なしも高い死亡と関連しましたが、観察研究であり因果関係は示せません。
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