三重大学・岐阜大学が教育課題解決に向けて 「一般社団法人 教育アライアンス三岐」を設立しました
7月28日、三重大学と東海国立大学機構は、三重大学において「一般社団法人教育アライアンス三岐」の設立に関する記者会見を開催しました。教育アライアンス三岐は、三重大学教育学部と岐阜大学教育学部が連携し、教員養成や教員研修、地域文化の振興に取り組むことで、地域社会の発展に貢献することを目的として設立されたものです。
当日は、三重大学の伊藤正明学長、東海国立大学機構の松尾清一機構長、岐阜大学の吉田和弘学長らが出席し、法人設立の背景や今後の展望について説明しました。
近年、少子化や教員不足、特別支援教育の充実、不登校児童生徒への支援、ICTや生成AIを活用した教育への対応など、学校現場を取り巻く課題は多様化・複雑化しています。また、岐阜県と三重県は、外国につながりのある児童生徒への支援や、へき地・小規模校への対応など、共通する教育課題を抱えています。こうした状況を踏まえ、両大学がそれぞれの強みや教育資源を持ち寄り、連携して地域の教育課題の解決に取り組むこととなりました。
教育アライアンス三岐では、学生や教職員の交流を促進するとともに、大学間で教育資源を共有しながら教員養成機能の強化・高度化を図ります。令和8年度中には、文部科学大臣による「大学等連携推進法人」の認定を目指し、令和10年度には家庭、美術、技術、地理歴史、公民の各教科において「連携教職課程」の開設を予定しています。これにより、両大学の教員や施設を活用した授業や体験学修など、これまで以上に充実した学びの機会を提供します。
会見で伊藤学長は、「両大学の知見を掛け合わせることで、新しい教育の価値を創造し、地域の教育課題の解決につなげたい」と語り、東海地域さらには全国の教員養成の発展への貢献を目指す考えを示しました。
東海国立大学機構の松尾機構長は、「複雑化する社会の中で、教育現場に求められる役割や課題はますます多様化しています。こうした状況だからこそ、大学が相互に連携し、人材や知識、教育資源を共有しながら質の高い教員養成を推進していくことが強く求められています。」と述べました。さらに、教育アライアンス三岐について、東海地域にとどまらず、全国の教員養成のモデルとして発展していくことへの期待を示しました。
岐阜大学の吉田学長は、「『教育アライアンス三岐』は単なる大学間連携ではなく、岐阜と三重が力を合わせて地域の子どもたちの未来を支える新たな挑戦です」と述べ、地域を越えた連携による教員養成の発展に期待を示しました。
今後、両大学は教育アライアンス三岐を通じて、質の高い教員の養成をはじめ、地域社会との連携をさらに推進し、未来を担う子どもたちの学びを支える教育環境の充実に取り組んでいきます。

記者会見の様子(伊藤学長)

記者会見の様子

記者会見の様子(宮岡教育学部長)

左から、宮岡三重大学教育学部長、松尾機構長、
伊藤三重大学長、吉田学長、坂本教育学部長



